リーチ先生

リーチ先生 原田マハ 柳宗悦との出会いは、口論だという (ここは、なにか残っていて本当にそういうことが あったのか、原田のフィクションなのかは定かではないですが) そこで、思い出すのが、同じく柳宗悦と河井寛次郎の出会いが 対立から、ということで…

小説から人間の成長を読む

好きな小説、「思い出のマーニー」 主人公のアンナが、人に心を開けず 養母との関係も、冷えている 相手を、受け入れ、相手の気持ちを ついつい、悪いほうにとってしまいがちという姿 それが、夢か現実か、自分が入れ替わりたいと 思うような存在、マーニー…

楽しみはつなげていくもの

小学生のころだったと思う 父が持っていた、日本のいろんな場所を案内するシリーズの 本があり、そのなかで、自分が住んでる、神奈川、鎌倉の 紹介のところがありました その序文?だったか、巻頭言的な、文章を作家の永井路子が 書いていて、そのなかで紹介…

図書館の魅力

高校時代に、図書館が好きになって いまでも、月に2回くらいは、通います いまはインターネットの時代で、図書館で調べるのって 有効なんですか?という人が居そうなので ちょっとだけ、図書館ならでは?という調べ方です 以下、「図書館で調べる」 高田高…

絵本

小学校のときの、担任の先生が あるとき、「読み聞かせ」の会をやってるので 来てみてください、という案内をくれました とっても、うれしくて、その日が都合でいけないことに とっても、残念で、手紙を書きました 読み聞かせというのは、ずっとあこがれとい…

明日香

永井路子の「あかねさす」を思い出しています 主人公は、万葉集の和歌を入り口に、考古学に あこがれるようになり、持統天皇の生きた時代に 心をよせるようになる 持統天皇、飛鳥時代。 そういう足跡を、追うのがやってみたくて この小説のなかにでてくる、…

本から得た知恵

昨日のブログに、小説からヒントをもらって、これこれ という話を載せましたが、そういうことって、 なんどかあるな、なんて、感じます 灰谷健次郎の、天の瞳、では、「かえし」を 覚えました。料亭の板前さんといっしょに、料理教室を するというストーリィ…

絵本

小学校の担任の先生が、便りをくれました 絵本の読み聞かせをやっています、との情報が載っていました その先生に会いに行きたくなりました もう10年ほど、たつでしょうか。 社員の誕生日に絵本を渡すことに、しています 絵本は、素晴らしいと思っています…

心を鍛える

河合隼雄先生の、著作、カウンセリングを語るのなかで 本の世界で、自分の心を、鍛えるというか、カウンセリングの 事例として、追体験をするのがいいですよ、という話が 載っています なかなか、相手の人生を受け取るのに、自分の実体験だけでは 対応しきれ…

絵本が自分に与えるもの

ここ数年、絵本がとても、いいのです たとえば こういう、寒くなっていく季節、身体の皮膚たちが かさかさといいかけて、どうも、心もかさかさと なってしまうのかななどと、思う時 仕事で、がんばって、がんばって、なかなか成果が でなくて、むむむ?とい…

原田マハ

人のおすすめがあって、原田マハという作家の小説を 読む機会がありました あえて、原田マハと、敬称なしにしたい、つまりそれだけ 大きな存在として扱うという敬意をこめて、のつもりです 「本日はお日柄もよく」という文庫本になってる 本を読んだのですが…

人生を豊かにするもの

社員に絵本をわたすようになって、何年でしょう まだ、10年は経たないのですけど。 その最初は、自分よりずっと年下で、気になる存在 甥っ子、姪っ子のクリスマスプレゼントに、絵本を贈る ということを、していて、その発想からでした 絵本は、気持ちを豊…

歴史上の人物について

当社の新入社員研修のひとつとして 歴史上の人物について、語るということが あります この研修、狙いは、つながってるその次の 段階があります 「自分の目標をみつける」ということと つなげていきたいことがあります 単純に言うと、歴史上の人物の素晴らし…

小説を読む

楽園のキャンパスという、原田マハという作家の小説が 気に入りました ストーリィが、推理小説のように面白く、また人物の描写も 美しくまた、興味深いというか知的で、その語る言葉に 臨場感もあり、読んでいて、引き込まれる感じがします 美術好きなら、読…

りんごの木

学生時代のクラブ活動 読書会を、英語でやるということがあり イギリスの作家、ゴールズワージィのりんごの木という 作品をとりあげたことがありました これ、日本語訳も文庫本になっています ひとりの若者が、ピュアな、田舎育ちの、女性と あるバカンスで…

河合隼雄先生

カウンセリングを語るという本で、河合隼雄先生の言葉を なんども、読み返し、ときどき自分がやってる、たとえば 一対一の、面接の場のときの、注意として、自分自身に 言い聞かせたりしています 人を指導すうというとき、対人援助という立場で 接するとき、…

思い出のマーニー

先週は、好きな本、去年ジブリで映画にもなった 思い出のマーニーで、仲間と読書会をしました この本を読み、仲間と話していて それで、またストーリィをたどると 思うのは、やっぱり人を大切に思うとか、好きになる また、その好きになった人と、別れがくる…

あかねさす

永井路子が好きで、読み返してみる あかねさす これは、永井にしたら、めずらしく現代小説だ 歴史ものの内容がはいってはいる。つまり現代小説で 主人公は女子大に通う女性が、就職活動やらして、大人への 階段をのぼる、そのなかで考古学にひかれ、その道の…

司馬遼太郎

ひさしぶりに、司馬遼太郎の作品を読みました 「尻喰らえ孫市」 司馬遼太郎ならではの、ストーリィの展開の面白さ 文章で書かれてることが、ビジュアルなイメージとして わきあがるような、うでがあるなと改めて感心する 木下藤吉郎との、会話の妙だとか う…

アルジャノンに花束を

あるきっかけがあって、高校時代の仲間と 読書会を、複数回楽しんでます 先週あった、読書会のターゲットの本はアルジャノンに花束を でした。これから読みたいという人には、ネタバレがあるかも しれないです 読書会をやってみて、他人が真剣に考えた、その…

思春期ということ

自分のことを、思い出すと 14歳くらいだろうかと、ずっと 思っていたのですが このごろ、子供と大人のあいだという意味では 10代はもちろん、20代もある部分では、思春期的な 気持ちのゆれはあって、いいえ30代だって40代だって いまだって、心の…

司馬遼太郎

先日のこのブログにて 坂本竜馬の話を少し書きました 何度か、読み返した、「竜馬がゆく」という 小説は、大河ドラマにもなってる、有名な小説で その話から、竜馬の人柄とかが、浮かんでくるというのは 小説の世界に、みせられたというか入り込んだから な…

歴史に名を残した人

りんごは赤じゃない by 山本美芽 この本に、中学の美術教師で、その指導力が卓抜してるという 人を描き、その指導のひとつに、生徒ひとりひとりに 自分が尊敬できる、人をさがして、調べて、そのすごいところを 表現するという、授業をした、話がでてくる ま…

Book Review

大学の英会話のクラブ、ESSの活動のひとつとして Book Reviewといのがありました 早く言えば、読書会を英語でやってみよう という感じです そのことは、とても楽しくて、いまでも日本語の 読書会は、ぜひやりたいと思っています 去年、ちょっとだけ復活でき…

時間の流れ

私はいま、51歳で、昨年の年末のあいさつをしたときに ある人から、50歳を超えたらね、おまけの人生。昔で いえば、人生50年だよ。生きてるだけで素晴らしいということも 言えるから と、そんな話をされて、もちろん「老け込む」つもりなんて さらさら…

人はなぜ学ぶのか

NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」の一回目のシーンにて 吉田寅次郎は、明倫館に集まった若者の前で声をあげる 人はなぜ、学ぶのか 出世のためでも、家のためでもない 与えられたお役目のためでもない 己のためだ この今を生きる、自分、己のため、いま自分が何がで…

子どもを知る

子どものスイッチ 斉藤次郎 福尾野歩 増田喜昭 という本を読む 子どもが「あれ買って」と言ったときに、すぐに買ってあげるのが 一番いいわけじゃない。どんなにそれが欲しいかって話に丁寧に耳を 傾けてやりたい。高価なものなら、「じゃあ誕生日に買ってあ…

権力者

NHKの大河ドラマ、軍師官兵衛が面白い 天下をとって以降の豊臣秀吉が、いかに、権力者としての 愚かさをさらけだすか、ということが、結構強調されて 描かれてる その権力者をささえる立場で、黒田官兵衛、加藤清正、福島正則などが 描かれていて、官僚とし…

司馬遼太郎

今年の夏は、読書会をしようと仲間となって 実現できて、うれしい。 題材となった、司馬遼太郎の、坂の上の雲。結構時間が かかったけど、読めたのもとてもよかった そんなことがあって、うまく機会も見つけたので 大阪の、司馬遼太郎記念館に行くこともでき…

拡大解釈

河合隼雄先生の、「カウンセリングを語る」について よく思い出す部分があります ある人が、嫁と姑の問題にて、相談にきて くるたびに、嫁の悪口をずっといっておられます・・・ この人がきて、話をしたとき、ああ、この人は死ぬ準備を しに来た人だなと直感…