[]霞始めてたなびく

これからだんだん
あたたかくなるという意識が
あるせいか
いまごろの太陽のひざしは、
実際のそれよりあたたかく感じたりする

12月や1月の日差しのたよりなさに
比べても、確実に日差しはあたたかい

空気はまだまだ冷たいのだが
春がそこまできてるという感じがして
うれしい

春の霞んだ風景というのは
心なごむ
絵巻物にでてくる、里山、野に霞がかかる
感じ。

実際、もう里山も野原もないけれど
霞がかかるというのは昔もいまも
かわらない

百人一首の「きみがため、春の野に
いでて若菜つむ・・・」という場所は
もう、公園でもないかぎりはないのだが
そんな遊びをしたいと感じるような

春の日差しがうれしい、今日の朝の光だった