[]花咲爺

大好きで尊敬する
河合隼雄先生の本に

民話を解説したものがある

花咲爺。だれでもしってる

河合先生の着目点は

「犬の話を聞く」
「状況をうらんだりさからったりせず、次に生かす」

という点だ

動物の話を聞くのは、子どもやお年寄りの得意技かも
しれない

動物だけでなく、植物とももちろん人間どうしでも
話を傾聴し、いいコミュニケーションがとれれば
すばらしい

となりの爺さんに、犬を殺されても
うらむのでなく、丁寧に埋葬し
それが木となって、その木で臼を作る
その臼から大判小判がでる

そしてその臼もとられて燃やされてしまっても
これまたうらんだりしない
その灰をもらいうけ、「枯れ木に花を咲かせる」
という死の世界から生きる、つまり蘇生する
という魔法まで披露する

まあ、魔法は極端だけど
状況をみて、犯人さがしをしたり
うらんだりまして復讐なんて方向でなく

その状況をいかせる発想をしたいと思う