人から人へ
伝わることがある
いいえ伝わるということは
ときに難しい
でも必ずしなくてはならない
陶芸の職人が
まだ若い見習いに
土になじむことで、その性質を見極めろと
いったという
人間は、言葉でなにかを伝え
うけとるというほかに
実際のその人の行動をみて
盗むということのほうが
身体にそのことがはいってくるということが
あると思う
いまの時代に
習うより慣れろとか
技を盗めというのは
ずいぶん、時代遅れな感じと
うけとる人もいるかもしてない
でもたとえば、私はテニスとかで
実感する
ラケットのふりかた、言葉で
いわれてもわからないもの
実際みせてもらうことで腑に落ちる
もちろん、言葉も必要な場面は
たくさんある
ただその場のいろいろなことを
人間は感じて、うけとるのだということを
覚えていたい