[]ぶなの林

ぶなの木が生えている
山道を歩いてきた

その林をつきぬける、沢を渡る風は
とても気持ちいい

都会の荒々しいホコリを含んだものと
全然別物

人間も少しまえまでは
こういった自然を感じる
とても価値のあるものの近くで
呼吸していたのだと思うと
乾燥した街に住むいまが
とてもうらめしくなってくる

やはり「木」というのが
どんなに大事かということが
風でわかる

やさしく、やわらかく
つつむような風だった