もう、いっしょにはいることの
できない
虹の向こうにいった人
仲間が日記で、お盆にお墓参りをして
親戚があつまり
会食をした
小さかったときはそれが
やはり楽しみでということを
書いていた
藤枝静男という作家が書いた
「一家団欒」という短編がある
ある男が
郊外へバス、電車とのりついでやってきて
墓参りの様子
ところが男は実は死んでいて
墓にはいるのが目的だ
そしていざ墓のなかにはいっていくと
迷惑をかけた(と少なくとも自分では
おもっている)肉親が待っていて
意外?かどうかやさしくなぐさめられ・・・
そんな話を思い出し
小さいころから
続けて墓参りをして
親戚と親しく会話をしていくという
ことを毎年、できれば
年をとってもつづけていれば
虹をわたるときも
少しこわさが減るように思った