[]一歩一歩

歩くということは
「生きる」ことそのものみたいだ

生きるってことは、自分をみつめること
歩くことで
そうした時間をもつ

自分の弱さ、高慢さ
強さ、幼さ
日々の歩みののろいこと

自分をのろう気持ち

自分を誇る気持ち

相反した気持ちが混じり
安心できるところをずっとさがす

歩くこと

例えば、鎌倉の古刹

夕暮れの海

朝の連なる山

そうした、絶対的な美しさ
すばらしさに身をまかせて

自分は、ゆっくりでいい
高いところへ登ろうと
また決心するのです