[]あこがれ

しばらくぶりに
読み返してる「気まぐれ美術館」by洲之内徹

著者が画家にひかれ
その生き方、視線を追っていく様子が
私も、アーティストがいった場所なりに
立ってみたいという衝動にかられる

アーティストではないけれど
忘れられない人が
奈良、明日香村の「甘樫の丘」の丘に立って
大和三山を眺めたいと書いていて
そのことを実行してみたことが
ある

気になる人が思いを寄せた場所に
行ってみるということは
例えば、その準備をしたり
旅をしてそこに近づくときに
いろいろ思いをめぐらしたりという
楽しさがある

必ずしも、その場所、風景が心に訴えてくるか
それはあまり問題ではないかもしれない

でもこのまえこのブログに書いたように
東山 魁夷が鑑真が日本にきたときの
場所を思って描いた絵がとてもよくて
その場所、行っていないのに
知床のウトロの風景になぞって
思いをはせた。
そのとき感動しなくてもずっと残っている
風景というのもあるのだなと気づく

旅にでてみる楽しみにするには
とてもいい

やはり、風景も人を伴ってこその
ものだと感じたりしてる