[]夫婦の趣味

夫婦で趣味をもちたいと思った

かみさんは、絵が好き
描くのもするが、見に行くのがすき

結婚するまえとか直後とかは
「つきあい」で美術館にいっていた

ずっと絵がすきで、専攻もそうだし
ゼミ旅行はフランス、イタリアへいったという
彼女の知識や絵をみるいろいろな
能力といってもいいかもしれないことは
いまでも全然かなわない

でも「絵」の話題で話ができる
ようになりたいと思っていた

そんななかで、絵に親しんでない私でも
読めると思って手に取った文庫本が
「気まぐれ美術館」by 洲之内徹
である

気さくな語り口
そして絵も決して知識をひけらかすような
評を加えるのでなく
あ、つまりここの書き方は高名な画家のだれそれの
影響で、とかなんか知っててあたりまえの
絵の周辺のことがでてくるのではなく
あくまで、自分の思いをいってみれば
そこいらにいる、話好きのおっさんが
語ってるように
感じられて、読みやすい

なんとしても手に入れたいという気持ちに
なるという以上に、すごい評価の表現が
あるかなどと
こむずかしいことは、おいておいて
絵を感じることの経緯がいい

そんなふうに、少しずつ絵のことを
話せるというか
やはり絵が好きになっている