ふたつよいことない

尊敬する、河合隼雄先生の著書に
ふたつよいことさてないものよ
というのがでてくる


ひとつ何か起こったとき
それが悪いことと思っても、それによっていいと
思われることもある
また、いいことだと感じても、逆に困った面も含んでいる
ものだということだという


チームのリーダは、とても責任がある
仕事がスケジュール通り進むか
ミスが起こらないか
配下のメンバーが、問題なく作業できているか
上位者への報告


あるメンバーが、チームとして困る行動をとってるとき
それを方向付けしなおさなければならない
いろんな経験をしているリーダなら
単純に「怒る」とか「指導する」という行為が
いい結果を生まないケースがあることを知ってる
なだめたり、ほめたり
ときに、めしでも食べて、その本人の本意がどこにあるのか
つかんで
それで、方向付けをしなくてはならない


人間は複雑だし、容易に変わるものでもない
だから、なにかことが起こったら「対処」しなくては
ならないのだけど
そのやり方は非常に難しい
特に、一人の担当に、いろんな判断をする業務について
もらって、本質的に品質などをかえていかなくては
ならないとなると、小手先のなにかで進めることはできない


でも、リーダは対応しなくてはならない
リーダとして、他人から信頼にこたえることは
とても大切で、責任ある態度をとらなくてはならないから