絵を見る

絵をみること
ずっと、そんなこと「わからない」
自分は踏み込めない世界と思っていた


ここのところ、絵、それから彫刻をみることが
楽しくなっている
絵は、「いつまでも見ていたくなる」
「手元においておきたくなる」という
感覚、それで、難しいことはぬきに
自分にとって、いい絵なのだろう
それ以上、理屈はいらない


こうしたことは、実際、洲之内徹という
銀座で画廊をやっていて、「気まぐれ美術館」
というコラムを雑誌に15年とか書いた人の
本を読んで、ふーん、それでいいんだと
共感できてから、自分もそう思うことにした


楽しめるから、だんだん美術館などにいって
絵を見る機会もふえる
そこで、また楽しみかたが少しわかる
例えば、こうだ
私のつれあいが、伊藤若冲が好きなのだが
一昨年だかいった、ジョープライスコレクションで
いっしょに展示されていた、鈴木其一の作品
鶴の絵で、照明をまるで昼と夕暮れのように変えて
見えるようにしてあるところで、「あ、すごいな」
いいななどと感じれたりする


そうした何度かのなかで
たとえば、ジョージアオキーフとかピカソ
彫刻なら、イサム・ノグチ高田博厚荻原碌山
そして佐藤忠良が目にはいるようになった


アートを楽しむことが、気持ちをやわらかくしてくれて
そんな感覚から、絵本を楽しむのもわくわくしだしている