佐川美術館

比叡山に、宅配便の佐川急便の社長の寄付で
塔があるが
比叡山と、琵琶湖をはさんで向かい側の
やなり湖のほど近くに、佐川美術館があった


大好きな、佐藤忠良の展示があった
「さわってください」という案内があった
忠良の、女性像をさわる
そうすると、万分の一かもしれないが製作者の視点というのを
感じる
手を、肩をなぞってみる
ほんの少しだけど
作りたいという感じがわかる


今年の5月に、長野県安曇野市豊科の豊科近代美術館における
高田博厚のトルソーをみていて
女性のトルソーというのは、女性の美しさをぎゅっと凝縮して
表現するためのものだなと
みているうちに、感じた


忠良が、女性をナマにみて、彫刻にするのと
高田がそうするのと、作るまでの経過がおそらくちがうなと
感じる
どうちがうかは、なかなか文章では表現できない
それはきっと、二人の女性の愛し方の違いといっていいかもしれない


忠良の作品は、ナマでは横浜の街角でみたのが
最初だと思う
いつか、ブログにも書いたのだが
おそらく20代くらいまでは、女性像はなかなか面とむかって
じっとはみれなかった
いつからだろう、じいっと、みてしまうようになったのは・・・