日本経済新聞社説

「新卒一括」にとらわれずに多様な採用を
今日の日経新聞の社説である


ちょっと、人の文章を批判するのは
実際、逆に批判されたら?と思うと空恐ろしいのだが
あえてちょっと・・・


新卒の一括でなく、採用をというのは正論であろう
でも、その変更にはもっと障害というか実態をみた
場合にハードルがあると感じる
新聞というかメディアは、問題点を指摘するのが、その存在意義
かもしれないが、実態と乖離した指摘ばかりはいかがなものか


まず、年功序列はくずれつつあるかもしれないが、崩れ去ってはいない
そこから、やはり新卒でとるということも、まだまだ意味がある
それは、一定以上の能力の高い人には、崩しやすいのかも
しれないが、社説の冒頭と指摘した、どちらかといえば
平均像またはそれを下回る能力の人には、年功序列があり
新卒一括の採用があるからこそ、社会人になるというステップを
自分のステップアップに重ねることができて
いろいろ、いいのではないかと感じる

そういう掘り下げをしないで、例えば企業努力がなされてないとか
学校側も対応も、ちぐはぐだというような批判は
どうなんだろうか


年功序列が時代遅れだと指摘されて久しい
そして、日本の学校教育の質の低下がさけばれて久しい
こうした、会社自体のシステムの更新や、学校教育という基礎を
うちなおすこと
このふたつは、これからの日本を立て直す
もっとも重要なことなんだろうが
日本を代表する、知的な新聞社の社説が、この内容の薄さだと
先行きが暗く感じる