日本の生きる道

ノーベル賞に輝いた、鈴木章氏はいう
日本の生きる道は、いままでにない製品、いままでにない仕組みを
作り出すということで、生き残るしかない


当社は、システム開発の会社であるが
システム開発という分野において、2003年くらいから
中国の会社へ、仕事を発注するということがどんどん増えていて
国内の会社は危機感を覚えてる
書き出しの言葉をそのまま、あてはめるのであれば
中国のできないやり方、いままでにない発想をもって
生き残りをかけるということになる


実際のことろ、私に見えるわれわれITの業界で
行われてることは、中国をはじめとした海外発注の
単価に引きづられての、全般の単価の引き下げ
そして、単価という見方と同時に予算の少なさから
スケジュールの極端な短縮である


システム開発という仕事、確かにお金がかかることだと思う
銀行の合併について、システム開発という金のかかることを
いかに減らすかという点で起こったとみることもできる
例えば、1000億円の業務利益を出す金融機関が1000億円の
システム投資をしてることはざらにあるのだ


こうした、とってもお金のかかるシステム開発について
どうやって、少ない予算にて品質の高いシステムを作るのか
ということが、大変大きな課題、企業の命運をにぎるといっても
いいということになる。
ご存知のように、コストと時間と品質については、一体として
考えるということがある。おそらく「品質」という点にて
2003年以前には、システム開発を海外に発注するということは
考えられなかったと思う
逆にいうと、海外のシステム会社が品質をそこそこあげてきて
いる、国内のシステム会社との差が縮まってるという部分も
あるということだろう
このことは、冒頭の言葉の方向と全く逆行する


日本は、他国の追随できないものを作り出していかなくては
ならない。そうだとして、システム開発の業界では
どうするのか
わが社としては、どうするのか
真剣に考える