湯豆腐

おいしいものが好きだし
自分で料理して、食べてもらうのも好きだ
社員を呼んで、自宅で飲み食いなんてのも
楽しい
そのときに、メニューを考えるのも楽しいのだが
定番は、お肉を焼いたり、シチューを作ったり
お刺身をならべたりという感じになる


美味しんぼ」に有名な美食家、書家、陶芸家そして
美食倶楽部なる、料亭を主催してるという海原雄山という
キャラクターがでてくる
そして、人がきたときに、自分を語らせる料理として
「湯豆腐」をあげてる


湯豆腐のような、単純な料理で人を感動させるだけの味にして
実際感動させてる
確かに、いい水、また丁寧に作った豆腐(もちろん材料の大豆から吟味)
作り方も、水準以上の気を使い、いろんなタイミングも
しっかり大事にしたもの
それは、おそらく湯豆腐というものにもっていた概念を打ち破る
おいしさをだすと想う
ま、一般の家庭ではそこまではなかなかできない


我が家で湯豆腐のときに使うのは
よく売ってる「大山豆腐」に水道の水。コンブはスーパーの
出し昆布だ
でも、美味しんぼで指摘してる「タイミング」を大事にしてやることで
「あー美味しいな」という湯豆腐は食べられる
コンブをひいた鍋のみずのなかに水をはってあたため(ぐらぐらと煮立たせては
いけない)豆腐をすぐたべられるだけいれる
そして、最初のぷくっ、これではまだ早いのだ
ぷくっぷくっと、豆腐がいわばおどりだすその瞬間に
あげて、いただく
あたたまりぐあいがちょうどよく、熱くないので豆腐そのものの
味が楽しめる


鍋というと、寄せ鍋をはじめ、肉や野菜、海鮮など
いろいろいれてしまいがち。もちろん融通の利く鍋の楽しみは
そこにあるという人もいると想うし、わたしもそうして
食べるときは結構ある
でも、3回に1回とか、湯豆腐を食べたい
タイミングを大事にして、ゆっくりした時間をすごしたい
まだ、人にだすほど自信はないのだけど・・・