日本をつくる企業

本日の日経新聞9面
ソディックの藤原社長は、コラムのなかで
もし日本市場がダメになっていくとすると
欧州メーカーの攻勢と円高にくわえて、日本は
輸出手続が煩雑なこと
本社をシンガポールに移すかもしれない
と指摘する


警鐘という意味もあるのだろうが
日本の企業が本社を海外に移すという
話をすることがこのところ、結構あるように感じる
実際、製造拠点を海外にしているのは、相当まえからであり
「海外のマーケット」を意識して、提携や買収などは
この数年、頻繁である


このブログでも何回か書いてるが、実際国内のマーケットは
普通にしていたのでは、売上げを伸ばしていくことは
難しい。「成長」してることが、存在のための大変大きなところと
いっていいかもしれない、「企業」は、海外に活路を求めていく
そして、最近、マーケット、売上げにあわせて、「円高
法人税」といったことも話題にのる


企業の成り立ちは、成長だけでない、利益だけでないなどと
いったりすると、じゃあ、なんなんだってことになって
人材育成だ、その組織のありかたそのものなどと
いってみるのだが、ちょっと説得力がないのは、自分でも
感じるところだ
いくら、いい会社だと自分で思ったり、人材が育ったりしても
利益がでてなければ、当然存続は難しい
というか、売上げについて、ある程度心配がなくて、利益を
計上できてなければ、やはり人材育成などと、いってられなくなる
ただ、利益があってこそだけど、利益だけじゃないと
いいたいのだ


日本には、大変高い文化がある。その文化を切り離して
企業がなりたてばよいというのは、どうだろう
人間がその企業に所属して、幸せになれるだろうか
その企業の製品、サービスから本当の満足が得られるだろうか
和をもって尊しとなす 人間尊重のこと
そして、もっとも早く「文芸」の世界が開かれて、アートの
さまざまなものが花開いた、日本。その誇り高き国の
よさを、いつも感じて、生きていたいじゃないか