ひとりひとり

自分の生きる道として、企業経営を選んで
よく思うのが、「人を育てること」が自分の使命だなどと
正面きっていっていて、「じゃあ、どんなにそのことに、力を注いでいるのだ」
と問われたとして、「こうだ」ということを
自信をもっていいたいときと
「うーん」とうなって、最初の看板はおろそうかと感じたりということを
くりかえす


人間は、大きく複雑で面白い
だから、こだわっていたい。だから育てるというか
関わって生きて行きたいと思う
ひとつのキーワードは、わが社の人材育成はというような
大上段のふりかぶりかたではなく、ひとりひとり感じて
まず、自然体でどう感じるのか、そのひとりが思って感じていることを
よりはっきりのばす手伝いはどうしたらいいかと
思ってみることなんだろうと思う


だから、人を育てるという観点に重点を置くとすると
たとえば、極端な話最終的に道をわかつというようなことに
なろうとも、本来その人が持ってるものを最大限に引き出せた
ほうが、お互い幸せなのかと思う


私は会社を経営する立場で、会社にとって必要な人材を育てる
という観点は、忘れるわけにはいかない
でも、相反するのだけど、まず手に何ももたない、会社に必要という
フィルターを捨て去って、まず人間そのままを見るということが
必要だ


いまは、変化の時代だろう
世紀末と世紀のはじめは大変革だということがあるらしい
たしかに、100年まえくらいをみると、大変革が
あった。
どんなに変化があろうとも、生きててよかった、人間として
この時代に生きてよかったと思っていたい
そして、まずその実現に、わが社にはいってよかった
わが社で仕事してよかったと思えるときをふやしたい