セットカウント1−1

古い仲間と、シングルスの試合をした
テニスって、血のでないボクシングということを
少し実感できた
スピンをかけた、力強いボールが迫ってくると
なにくそと、打ち返すということに
気持ちがあがっていく


テニススクールにおいても、いままで、自分でコートを
とっての試合にしても、ほとんどダブルスで
試合をしていた
だから、ボクシングというような感覚はなかったのだ
でもシングルスで試合するとまさに、一対一。
例えば、ボールが伸びていっていいところにはいると
気持ちまでのびのびする
いくらあたりがよくても、打ちやすいところにはいって
差し込まれると、気持ちまでぐっとおさえられた
感じがする


いまはラケットがとても改良されていて、一定の筋力が
ある人、いいえあまり筋力に自信がなくても
そこそこのボールはうてる。コントロール
問題だけど、そのことは十分わかっていた
というか、そのつもりだった
だけど、シングルスにおいて、相手のボールを
つぎつぎうけるとなると、全然感覚がちがった


テニスの楽しみって、ボールを追うことだけに
気持ちを集中できると思って、あとはコーチに
うまくのせてもらっていたというのが、いままでなんじゃないか
今回、勝ちたいと思った
途中から、リズムを崩した相手に、助けられて
2セット目は6−4だったけど
1セット目、6−0だったのだから
ある面、実力差はあきらか
勝ちたい、もっと近いところで勝負したい
うまくなりたいと思った