サイコロジー

大学の学科に心理学科というのがあって
よく実験というのをやっていた
人の心の実験、たとえばロールシャッハテストなどが
それにあたる
思わず、わははと思うのは
心理学科のかたがたは、ちょっと見目美しい女性に
実験の勧誘をさせるのだ
男たるもの、少しかわいらしい異性からの声かけには
弱いもの、実験のお誘いに、はあいいですよと
やることになる
もっとも、そうしたことに応じないということを
ひとつのなにか、こだわりに思っていた私は
実際応じたことはない
は、まあやせがまんですね


若いメンバーの指導をしていく立場になって
参考書として、いつも読み返してる本がある
河合隼雄の「カウンセリングを語る」上下巻
この本は、なんらか「対人援助」という立場にたつとき
とても参考になると思っている
わが社において、合言葉のように「学びあう姿勢が大事」
といっている。それは教えるという行為は
教える側も必ずいっしょに学ぼうという姿勢がないと
なりたたないという、私の考えからきてる
でもそれは河合先生の本で、理論づけられ
実践としては、ゼミの先生の謙虚な姿勢から学んだ
ひとつの考え方


ゼミの樋口先生の教え方は一貫してる
「わからない」のであれば
「最低限、暗記してこい」という
暗記して、だした公式、定理などいわば一夜漬け的に
答案をかいて、それで点をくださるのだ
もう実際忘れてしまったけど
あの、姿勢ってつらぬかれてる考えかたがある
あれって思う方がいるかもしれないけど
先生の門下にはフィールズ賞をとった先生がいて
樋口先生いわく、彼も最低限、暗記という指導を
したんだよといわれる


高い心、高い目標
それはすばらしい。わかりやすいことが
すばらしい。そうした、ホンモノのこと、忘れないと
思う