思い

わが社の先代社長から引き継いだこと
いいえ、引き継ごうとしてること
人の話を傾聴すること


なかなか、難しいですね
ミヒャエル・エンデの「モモ」のなかで
本当に、じっと人の話を聴ける主人公は
それこそ、どんなに落ち込んでる相手も
主人公が話を聴いていると、「いやいや落ち込んで
しまったけど、まだまだ、やれることはあるぞ」とか
「俺はおれだ、たったひとりしかいない、かけがえの
ない存在なんだ」とか、心がうえを向くような
感じがでてくるという


人の話を傾聴すること


河合隼雄先生の「カウンセリングを語る」を読むと
「共感」することということが語られていて
何度も何度もも読み返して、いかに相手の気持ちを
しっかり受け止めていくかということを、少しずつだけど
実践したりしていた


2007年の12月ごろだったと思う。灰谷健次郎
「天の瞳」のなかでもっと平易な言葉で、心に迫るいいかたが
眼にとびこんできた
自分の全てを相手に向けて話を聴くこと
そうなんだ
そうできることが、すばらしいこと
そういう時間があることが、人生の大きな喜び、意義と
いっていいかもしれない


今年、私は何回?というか自分の全てを相手に向けて話を
聴くことができるだろうか
そのひとときのために、やれることは全てやりましょう
それが、生きる、本当に自分で納得できる生き方に
つながっていくのでしょう。