ほんのちょっとのことが

最近行くようになった歯医者さん
実は、たまにいく、飲み屋で出会った


去年の6月のある日、とってもうれしいことが
あって、人と会食していた。とっても酒がおいしい
帰り道、そのうれしい気持ちで誰かにちょっと
話したくて、顔なじみの店に寄った


そこで、にこにこしながら、お酒を楽しんでいた夫婦がいた
とても上品、話しやすい
名刺交換をしたら、近くの歯医者さんだという
ちょっと、前に行っていた歯医者から、歯は定期的に
クリーニングしなければだめですよといわれていて
「クリーニング」のつもりで歯医者に寄った
それから、お付き合いができた


その歯医者である彼は、60代半ばだろうか
とても、ほんわかした感じで話ができたりする
そして、それは、実際最近年上で気安くつきあうことが
できる人がほとんど、まわりから減ってしまった
ことを思った


ほんのちょっとのことが、あとあと、面白いように
自分のいろいろに影響することがある
そのかたにあって、「歯を大事にしよう」と強く
思ってる


このブログにも何度も書いた、伊藤玄二郎。彼の
エッセイ、「風のかたみ」の朗読を、20代のあのとき
聞かなければ、高田博厚を好きになることはなかったかも
しれなくて、そうなると、いまの自分のアートへの思いは
ずいぶんかわったものになるのでは?と想像する


ほんのちょっとのことから、人生は展開するのですね