物事を一面から見ない

ものを決める立場
社長って、決めなくてはならない
そして、やはり社員が納得するように
決めなくてはならない


会社の決定について、いつも全員の納得をとなると
ほとんど難しいでしょう
ただし、ものごとを一面から見ないで
客観的な視点はもっていようと心がけてます


本日の日経新聞、「春秋」
脳死における心臓移植手術をした、和田寿郎氏について書いてる
移植手術を成功させて、大変な称賛をえて
その後、間もなく患者がなくなると「本当に脳死だったのか」という
疑問が噴出して、非難のまとになった


脳死の問題、移植手術をすすめるべきかという問題は
大きな問題だ。こうしたことは、まさに物事を一面からみない
態度をもつことが、おおいにもとめられることだろう
ある時期から法律もできた
脳死に対する基準もできた
それで、物事は解決しない。
そもそも、「脳死」の基準ということから、なにをもって
人の死とするのかということは、まだ議論の余地があるかもしれない
という感覚が残る


人の命が救える。このことは大変価値のあることだ
一方で、人の死をいわば、ごく一部といえども、人間が関与して
決めていいのか
これまた、頭を抱えるほど、難問なのだ


人は、立場でものを考える
でも、立場を超えて理解する態度や行動が伴わないと
理解は得られない。
このことは、経営のみならず、生きるということそのものに
いつも向き合うなら、正面にとらえるべき命題であり、行動指針
になる