もうすぐわが社は38周年です

わが社の創立記念日は5月8日で
もうすぐです
1973年5月8日に産声をあげたわが社は
38年という、人間でいえば、働き盛りといっていい
年数を刻んできました


創業者である、増地徳則氏から教わったことはたくさんありますが
そのなかで、ぜひ、忘れないようにしようと思うのは
人に対しての、公平な姿勢ではないか
思い出せば、ふた周り半ほど下の私のいう、いま思えば
青臭い申し出などを、真剣に聞いてくれた


例えば、テニスの練習のとき、ビジネスのノウハウ本を読んだときなど
先を行く、先輩には、受けた恩は返せない。返したいと思うのなら
自分がしてもらって、よかったということを今度は後輩に
してやることだよと、教わった
それも、気持ちよく、自然に!
そのことを、増地氏はほんとに、生き方そのものといっていいほど
自然にしていた


後輩に対して、一定の尊重をする気持ちをもって接する
それは、マネジメントにおいても、人間関係を考えるとき
「基本」ともいうべき、大事な要素だと思う
ところが、後輩とか、なにかしら自分より弱者というか
たとえば、もってる情報が少ないとか、できることが能力とか
ノウハウとか、人脈とかで少ないとかなにかしら
低い立場に対して、ずっと尊重しつづけるというのは
なかなか、できるものではない


それは人は、どうしてもまわりと比較したがるという傾向が
あったりするからだ。まわりと比較して、自分が優位にたってると
思うことで安心するのは、いつわらざる、素の気持ちだろう
でももっと高いところに心や視点をおいて、相手と同じ視線で
ものごとを見ようとして、実際そうできる人は
例えば相手側からすると、まず話しかけやすいし、いろんな意味で
いいことが多い


もしかしたら、世代があがると、とても多くの人がしていた
「知恵」などが忘れ去られて、できなくなっていくということが
たまに感じるのだが、他人を尊重できるというような
まさに、基本の人間関係の態度もそのひとつかもしれない
年齢や立場、性別、そして人種などを超えて、人間としての
価値をそのまま見るということができることが、いまほど
重要と思われる時代もない。しかしながら、そうした「思い込み」を
なくして、素のまま、手になにももたないで、他人に接することが
いかに難しいか!


例えば、増地氏とは、相対して何時間でも話した
自分はどう生きたらいいのですか、人間にとって価値あることって
なんですか
じっと耳を傾けてくれて、ほんとに気持ちよく話続けた
今日は、少し社員の話をじっと、相槌をうちながら、聞こう