生き方

生き方に感動するって、すごいことで
感じられる、その心の状態を保っていきたいと
思う


司馬遼太郎は、坂の上の雲のなかで、日露戦争の勝利の
立役者といっていい、貢献した人は何十万人といるだろうと
そして、その勝利でえた財産を日本はまきちらすように
第二次世界大戦に向かって、浪費したという


司馬の書き方は、日本人の意識の高さ、公平で誰でも努力によって
道を切り開けるという社会のありかたが、日清戦争にて、清より
日露戦争にて、ロシアより優れていたという書き方をしてる
ロシアの、軍の士官たちは、こぞって貴族がなっていて
規律はみだれていたという


公平で、しがらみによるのではなく、努力したものが前に進める
社会のありかた。そのことが大変大事だと思う
ここで気になるのが、前にも書いたが、日本の成長率が限りなく
ゼロに近く(おそらくこの3年とかはマイナスだろう)にはりついて
いる状況で、10代の若者が、「がんばっても豊かになれない」と
思ってるらしきことは、ほんとに憂慮すべきことだと感じる


若いということは、理想に向かって努力できることと、いってみれば
同じだと思っていいのではないか
自分にとっての理想の姿を、イメージしてそれに向かって自分を
鍛える。鍛えていって、なにかしらつかんで自分を
一段あげることができたら、おそらくきっと、もっと
高いところの目標がみえる。そんな人生を送りたいではないか


そしていま私が思うのは、できれば自分のまわりの人が
自分を高めようという道を歩くときなにかしら、その道を
照らすような役割をしたいなーって思うことだ
人間は、たとえば、時間も会える人の人数も、いろんなことが
限りあるなかで、生きていかなくてはならない
でも、「限界だ」と決めるのはいつも自分なのだ


アーティストが、感じたなにかをキャンバスに、粘土に、つぎこんで
人になにか伝えるのを、生涯を通してやること、そうした人生に
意味があるなら
指導者として、感じたなにかを、仕事を通じて、言葉で
そして、言葉以外のなにか、好きなことで、「生きるって
素晴らしい」と伝える、ということを人生の目標に
おくというのは、素晴らしい意味があると思う