食べるということ

毎日、ものを食べるということが
いかに大切かということは
繰り返しでてくる話
しかも、ちゃんと、口から食事をするということは
とってもとっても大事だそうだ


医療、介護の世界で働く人にとって、患者が
口から食事をとれるように、また本人の意欲も
含めて食べることを、いかに工夫してやろうと
してるかということがある(「心とおなか」の相談室 by 香山リカ
たとえば点滴というような手段で
食べなくて、命をつなぐ方法はあるにはあるけど
点滴で、体にいれることができるのはせいぜい一日数百カロリーだそうだ


同じ香山さんの本に、でも食べるということは
いわば、異物を体にいれるということを
毎日しているということで、見ようによっては、すごく
大変なことだと記述がある
食事が楽しめるということは、人生の喜びだし
まさにメンタルなところからも、そのことが、生きるおおもと
のように思えている
だから、食べることを楽しめる人と、会話するのも
楽しいし、まして、料理するのが楽しい人と、楽しく
会話して、いっしょに料理できたりしたら
それは、もうほんとに、仲間というか仲良くなれると思ったりする


文章で書いていて、いっしょに食事すること
いっしょに料理することと書いたけど
たとえば一度だけ、なにかの機会にいっしょに
するというのはやさしい。けど
何度も、いいえ習慣的にやること、そう家族なら
毎日なのだけど、繰り返しやることって実は大変だ


昨年は、実家にいる母が体調を崩して、なんどか
実家にて、料理をする機会があった
もちろん、息子とはいえ、わざわざ、家にきて
食事を作ってくれたという意識が働くので
おいしいよ、といってはじめは食べていた
でもね、何度もになると、実はいつも食べてるものと
メニューもちがえば、味付けもちがう
やっぱり、食べにくい、はやくいうと、おいしくなかった
ようなときが何度もあったのだそうだ


食事って、毎日のことだから
おいしく食べたい。でも手作りの料理になれてる
人は、その作ってくれる人が知ってる味付け
ちょっとした、料理のやりかた、メニューなどに
どっぷりつかっているので、別の人が作るものって
なかなか、毎日は食べられないのだと
改めて気づいた


食べることは大事
そして、いっしょに食べる人、作る人も大事
いっしょに食べる人、作る人ととてもよく会話も
はずみ、お互いをはげましあって、いっしょにいて
気持ちいいなら、きっと人生の成功者になりますね