仏像の楽しみ方

奥村土牛の、円空仏のスケッチを箱根の成川美術館
みて、そのやわらかさ、心なごんでくるような姿に
円空も好きになって(これはまたいろいろ、そのあと感じるけど
前のページをみてください)


http://d.hatena.ne.jp/tetsuya556/20081215/1229266800


好きなコミックの「あずみ」にて
主人公あずみが憧れる、青年がでてきて
その青年は、仏師を志している
その青年のセリフ。「自分が作った仏像が
何十年、何百年とあとの人にも見てもらえて
なお、その見た人がなんらか感じれくれる
そんな仏像を作れるのが、自分の夢だ」
それを聞いて、主人公のあずみは、いたく感激して
応援すると誓う


あずみの話にでてくるような、感じがする、円空仏のスケッチだなと
思った


先日奈良にでかけていって、ずいぶん国宝の仏像を見てきた
でも、いまひとつ自分の目の中にはいってこない
感じがして、消化不良というか、楽しみ方のレベルが低いなと
自分で思っている
8月に伊豆の願成就寺で見た、運慶の仏像は、威厳と慈悲
父性と母性をあわせもったような顔だと思って、じいっと
見つめたりしてそれなりに楽しめたのだが
今回、奈良において、唐招提寺でも
法隆寺でも、仏像が楽しめない


ひとつには、国宝級の仏像をたくさん見すぎたということも
あるのかもしれない
私のまだまだ、そんなに広くない、アートをいれる自分のなかの
ふくろにはいりきれないほど、みてしまったから?なのかな


でも奈良に行って、仏像やら、お寺の雰囲気を感じるのは
またしたいのです
鎌倉が好きなように、古都の雰囲気は、気持ちをじんわりと
すがすがしく、そしてエネルギッシュにしてくれると
思いました
京都などにいったあとに、よく鎌倉にいきたくなるのですが
今回も、鎌倉にいきたくなりました