夜明け前

夜明け前の10分の空の変化が美しい
このブログにも何度かふれているけど
夜から朝、夕暮れの色をテーマにした
絵というのは、結構ある。画家が気づいた
自然の美しさ、何度か思ったことがある


今朝の朝の夜明け前のブルーは、言葉にならないくらい
美しい
なにも、足さなくていい。その色が心を癒す塗り薬の
ようにあった
そして、その色は移ろっていく
小学生だったろうか、中学生くらいだったろうか
移ろっていく、自然の美しさの不思議さと、せつなさに
なぜか心がきゅっとしめつけられるようになっていた


経験上、もう移ろいやすい、自然の美しさにあっても
せつないほど、感じることはなくて、その一瞬に会えたラッキーな
ことに感謝してるってところか
実際、10分もすれば様子はどんどんかわってしまう
墨絵のように、深く心にせる世界は消え失せて、夜明けという
表現から日の出、勢いのあるオレンジへ世界は変わる


移ろいやすい、自然の美しさにあって、それを「ラッキー」って
ある意味冷静にうけとってるのは
また、生きていれば同じくらい美しいものに会えると
信じてるからでもある
美しさに感動して、心が震えてる、そんな幸福感は
もしかしたらその10代のころのほうが、より深く、より高いもの
だったかもしれない


一瞬の良さを、しっかり受け止められる
そうした、繊細さをわすれない
そのことも、おそらく人と相対していて
その人の心にひだにふれるような、そんな立場に
立たなくてはならない人には、もっていてほしい思い
そう思うようにいつからかなっている


まあ、もっていてほしいというのは
あるけれど、そのことばかりにとらわれていては
身動きできないことに、なるのかもしれないですが・・・