品のあるお酒

安部龍太郎 「等伯」にて


・・・盃の持ち方にも、立派な座敷で気を張って飲むことに
なれた者の品格があった・・・


この文章は11月20日日経新聞に連載した分から引用してみた
お酒に品があるということ
酔えればいいというお酒とかでなく
品のある飲み方というのにあこがれる


何度かこのブログで引いてる、本、伊藤玄二郎の「風のかたみ」のなかで
里見 紝のお酒の飲み方というのが
でていて、ずっと気になっていた
酒は自分のペースで、飲め、遠慮とかはつまらない


とはいえ、お酒は楽しみということもあるし
やっぱりアルコールは、いろんな意味で頭や心を弛緩させる
だからいいともいえるけど
そんなに、品よくばかりしていられないな、と思うことも
多々ある


いつもでなくてもいい
いいえ、いつもなんて難しい
普段は普段の顔で酒を飲めばいいと思う


ときに、大事な時間を大切な人と過ごす時に
できれば、品をともなった、いい時間を過ごしたいなと
感じる
品って、決してとりすました、表面上のことではなく
いわば、開いてる、いい心の状態。


お酒を飲まなくても、この人は自分の頭のなかや
心を開いて、だしてくれるなと感じる人がいる
いいえ、いい関係、いい時間がもてるような、人と人の
つながりは、そうした貴重ないい部分をひきだすと
いっていいのかもしれない


いい酒、いい友、いい話
人生の楽しみは、まだまだ、序の口だな