わが社のめざすもの

いま、何人かの社員に
「自分の現在地と目的地」ということを
レポートしてみてくださいと、伝えてある


ここでいう、目的地、わが社に所属しているなら
会社が目指しているものに、沿ってることがお互いにとって
必要だ


あれれ、と思う人がいるかもしれない
会社に所属している、社員だったら、会社が目指してるものを
いわば、ランドマークにして自分を方向づけるでしょ
なんであえて、そんなことを言及するのか?


私たちの、「ソフトウェア業界」「システム開発」といった
仕事は、まず変化が激しいし、多様化している
そして、アウトソーシングという仕事の性格上、他社の
製品なりサービスに、交ざって、仕事をしていくということが
普通だ
これらのことは、社員ひとりひとりがやってることと
所属する会社が目指してるものというのが、よくよく確認して
いかないと、わからなくなるということが、いつもあるのだ


例えば、保険会社の仕事をしてる、メンバーがいる。当面
実際の成果物をだすために必要なプログラミング言語だったり
いくつかのミドルウェア、アプリケーションに慣れることは
もちろん、保険会社の求めるものを理解して、いわばその製品の
知識をつけて、よりよい製品にしていくための動きが
必要だ


一方で、通信会社の仕事をしている、メンバーがいる
テクニカルな部分は、うまくすると重なるかもしれないけど
会社というくくりで、みたときに、通信会社のサービスと
保険会社のしくみ、相当、差があると思ったほうがいい


はたまた、ある会社のサービスや製品にそのまま関わる部分とは
限らない。サーバーまわりの環境についても、SEが活躍する
場面というのはたくさん増えている


さて、わが社は、どれかひとつに特化しようという
作戦をいまのところとっていない。それは顧客の要求に
答える必要性からである。
そうしたなか、会社が目指しているものとは何なのか
どんなイメージのコンピュータ技術者なのか、ひとことで
言い表すのは、至難ということになる


だからこそ、強みがあるということもある
だからこそ、チャンスがあるということもある
一方で、「わかりにくさ」が弱みに見えるということも
やっぱりあるでしょう


わが社のめざすところを、前向きに
考えよう
それは、苦しくも楽しい行為だと思っています