地元を愛する

社員のうちの何人か、自分の住んでるところ
生まれ育ったところについて
愛着があって、いいなと思うときがある


オズの魔法使いのテーマを思い出すまでもなく
人の心には、「ふるさと」を思うところが必ず
あるのだという
帰る場所であるふるさとは、なくしたくない、大事な場所だろう
私は?というと、生まれ育った町ももちろんだけど
いくつかの場所を、ふるさとのように思っている


それは、ひとつは高校時代に通った、横浜市金沢区であり
また、仕事を最初に覚えた川崎もとてもなつかしい
もしかしらた、いまもう20年通い続ける新橋も
そうなりつつあるのかもしれない


1年ほどまえ、父親の生まれ育った茨城県結城市にでかけて
そこに住んだことはないのだけど、なつかしさというか
親しみを感じた
それは頭で感じるものなのかもしれないけど
ピュアなイメージのいとこがいて、なつかしい人の
ことを語り、おそらくいまも変わらない風景を
父であり、祖父であり、見続けて育ったのだと
思うと、自分のなかの、どこかの部分がそれを継承して
覚えてるような、気がしてくる


縁あるところ、縁ある人と、なにかしら
縁を深めるようなことをしたい
このことも、人間にとって、きわめてふつうの感情
なんだろうと感じる


前に読んだエッセイに、風景は人がいてこそ
いいものになるという話が載っていた
どこかにいくのは、ある人といっしょだから
心が動くということかな
人間は、基本的にはひとりで生きていくのだから
やはりそれだから、可能ならなにかしら人と触れ合うことを
いつもしたいなと思っていたいのではないか


横浜で、年の瀬で、人と過ごしてきたことを
少し思い出して、またやりたいなと思うことは
ぜひ、これからもしていこうと思って
楽しい想像をしながら、ひととき過ごす時間がほしい