坂の上の雲

NHKの3年越しのドラマも
そろそろ、クライマックス
先週が二百三高地、昨日は日本海海戦のスタート
来週が最終日で、日本海海戦


一昨年のはじまったときは、まるで映画のような
大規模なロケや、力いっぱい演技するもっくん、阿部寛
けっこう、いいなと思っていたくらい
昨日みていて思うのは、日露戦争という題材にて
日本人が世界のなかで、どんな存在で
近代という時代を、少し見れた感じがする


日露戦争のころの産業は農業だ
まさにひとりひとの汗を流して、作った作物で
税金をはらい、そのお金で軍艦を買って戦争した
去年の一シーンだった。主人公の親友(広瀬少佐だったか)は
親から、軍人さん、あまりえばらるな、軍艦を買うお金は
ひとりひとりが汗水たらして、かせいだのだと
でてきて、忘れられない


ロシアという大国に、日本は戦争をしかけた
予算からいっても、ぎりぎりだった
昨日の解説のなかで、この戦争がもっと続いたら(戦闘は
1年続いてないかな?)戦費の調達ということで
日本は破産した、このときほど、軍事費について財政から
真剣にとりくんだことはない。同じ国が
なぜ、太平洋戦争のときに、この過去の事例から学べなかったのか
不思議だとでてくる


日本は二百三高地を、血みどろの戦いでとりにいき
奉天会戦で勝ち、日本海海戦で勝つ
この歴史は、きっと忘れない
しかしながら、買ったという輝かしさを思っていては
どうなるのだろう


日本は失敗から学ばないDNAがあるとまで、聞いたことがある
最近の災害の対応でも、ああそうかもしれないと思うことがある
それはまた別の機会に考えたい


5年ほどまえに読んだ、彫刻家イサム・ノグチの伝記に
まさにイサム・ノグチが生まれたのは、日露戦争直後で
世界で、日本ブームが起こったという記述があった
日露戦争の日本の勝利は、まさに奇跡とみられた


司馬遼太郎の書いてる坂の上の雲では、もちろん小説なのだが
そこに書かれたロシアの軍部高官は、貴族できびしさが足らなく
また、日本に対して、油断があった。その油断をついて
兵器や人数で劣る日本が、勝利をなんとかもぎとったという
まあ、日本人にしたら、まことに小気味よい書き方を
してる


その勝ち方はともかく
日本、日本人の良さがでていたことは、多少なりとも
あるのがわかる
いま、日本は、日本人は自信を失いかけてるといってもいい
まず、戦争をして勝った記憶につらなって
元気をだそうなんて、安易なことを言うつもりはない
明治の時代に、世界のなかで、日本人の良さ、素晴らしさを
感じる出来事があった
第二次世界大戦で、国をやかれ、とてつもない数の優秀な人材が
失われた。それでも40年ほどしたら、世界で一番稼いでると
いわれるほど、すごい経済発展をした
それもまた、奇跡
だから、また奇跡、と書くのも安易なのはわかる
しかしながら、日本の日本人の良さとは素晴らしさとは
プラス思考で、いま自分たちを見直していきたい