絵本

今年、社員のまえで言ったことがある
私には夢がある。美術館を作る夢だ
その夢の実現の一歩として、今年は
まずその概要の設計図を作りたいと思うと


実は夢を思ってもう3年と少したつ
いわば、最初は夢のための夢なのだ
それは、夢をもつことが大事からはじまって
じゃあなにが夢になりえるかと思ったときに
川村美術館や、五島美術館根津美術館を思って
事業家としての成功のあかしのように、美術館を
作ることが、いいと直感した


いまやってる準備は、できるだけ美術館を
見ることだ。実際絵を見るのがすきになってきた
ということもある
そういう気持ちになってから、例えば大原美術館
でかけてみると、衝撃的といってもいい、存在感に
圧倒される


そして少しだけ、思ったのは、じゃあ自分が、長澤哲也が
作る美術館って?って思ったときに、ちょっとヒントが
倉敷の民芸館という町屋を改造した建物の、土間と
床の間つきの部屋がいっしょになった場所で
こんな空間に絵を飾れたらいいなっていう感じ


いま思うのは、コアなコンセプトをどうしたらいいのか
という原点にもどって、考えたいという点
「夢を持ちたいので、美術館を作るのがいいと思った」
これはこれで、素晴らしいのだけど、じゃあ
そのコンセプトはどうするって思うと、結構難しい


今朝思ったのは、数日前に手にいれた、荒井良二の絵本の
世界
この世界は、純粋な目をもったひとりの人間が、窓を
あけたときの、気持ち、おそらくすがすがしい気持ち
その一点の良さを伝えようとしてると言っていいと感じる
とってもシンプルなのだ
長澤が考える美術館も、例えば人と人が語らいあう、あたたかい空間
といったコンセプトでもいいのかなって、思う
少し安易だろうか?


さきほど書いた大原美術館。常設展となってる、モネやドガ
セザンヌエル・グレコなど圧倒的な存在感をもつ作品群に
感動する。一方で現代美術の作品は、同じ美術館?とは
感じられないコンセプトではじけてる
まだまだ理解が浅いようだ