旅先のカフェ

旅先でカフェで一服したときのこと
小さい店のまん前に、おそらく70代かなという男性が
すわった。私のほかには、30代と思われる女性の
二人組み


その男性、話をしたかったのか、カフェのあたりに
まえは住んでいたというような話からはじまり
どうもその男性は、なにかしら「物を作る」というか
自分のおりじなるな手作りのものを作って売ったりしてる
ようで(芸術家と呼んでいいのかどうかはわからない)
そんな、話、情報とるために海外の美術館にいって
そのときの話と、どんどん話はエスカレートしていく


そして、聞いてるうちに気がつくのは
人に自慢したいから話してるというにおいが強い
いいかえると
話を支配したいから、そういう態度で話しているらしい
例えば、美術館は作品のまえにたつのではなく作品から
離れて、いわば真ん中を歩いてるなどと話してる
作品から発せられる、オーラのようなものを感じてはじめて
作品をみるという
すこーし、話があやしいというか、実際自分はすごい人間なんだと
いいたいがためにそんなことを言ってるように
聞こえてくる


そんなことがあって、思い出すのは
例えば私も若い社員とかに、自分の経験を自慢たっぷりに話してる
ときが多いのではないかという感じ
経験を人に伝えるのは、悪いことではない
経験が足りない人に、話すのは人によっては助けになるでしょう
しかしながら、自慢ばかりが続くと、どんな話でも聞いていて
イヤになるものだ
そんなふうに感じると、よく社員のまえでいって
「学びあう姿勢」ということがとても大事で
「教えてやってるっていう態度」はとても嫌われるということを
思い出す


旅先で聞いた自慢話
それでもよく思い出すと、実は同じ話でも
いいかたでずいぶん変わるのに!と思う
だから、まず大事なのは相手がその話を聞いてるか
聞いてくれたとして、続けてもだいじょうぶそうか
見抜く力なのかなと感じる


人と人の関わり
大変面白いし、奥深い
できれば、いい話あいができて
いい人間関係が、深くなっていくことを目指したい
そうしたときも、「基本」を忘れないようにしたいですね