鍋好き

昨日、土鍋で湯豆腐をしました
鍋が好きな我が家には、鍋料理を食べる鍋が三つあります


ひとつめ。結婚したときに買って、ずっと使ってる
電気鍋。
とっても手軽で簡単です
鍋自体は鉄だと思う。合金かな
湯豆腐はずっとこれでやってました
ときに、お好み焼きや、焼肉にも使います


ふたつめ。これもはじめからいる、やや大きめの土鍋
あとで書く三つ目を買うときに知ったのだけど
天然での土、つまりなにかを混ぜたりしない土だと
土鍋に向く土は極めて限られるのだそうだ
陶器を作れる土のうち、ほんの少ししか、直火がだいじょうぶで
いい土鍋を作れる土はないという
そして、そこから想像するのに、この大き目の使い込んだ鍋は
おそらく、工業的になにか土に処理をほどこしたものだろう


でもとても使い込んで、いまでも具が多い鍋や
朝の野菜を土鍋蒸しするときなどに大活躍の大きな土鍋
これからも働いてほしい


三つ目。昨日湯豆腐をした、今年の夏、山陰鳥取の岩井窯で
求めた、少し小ぶりな土鍋
これで湯豆腐をすると、豆腐がまるで、ほんとうに温泉につかってる
ようにやさしく、ゆれて、いい火のとおり具合になってくれる


鍋に水をいれ、こんぶをいれて、少し塩もいれておく
火をつけて、いい具合にあったまってくると、湯気のたちかたが
とてもいい。この湯気をみているだけでも、ほっこりしそうだ
肝心の豆腐をいれる。ゆら、ゆらっとゆれだす
でも少しゆらゆらしたくらいだと、まだだ
見極めは、ゆらゆらから、少しふるるっとするくらいだろうか
ゆれかたが、もう少しあったまったぞと見えるときに
あげて、いただく
ほんわり、いいあったまり加減だ


前に、新聞のコラムにて、最近は、鍋料理にせよ、いろんな小売の
店で行われるサービスとか、テレビ番組も、寄せ鍋的な
あれもこれもとよくばったものが多い。ときに鍋料理でいえば
湯豆腐のような、シンプルなものがいいという話が
載っていた


湯豆腐のシンプルさはなんとも、いい
お酒をいただくにも、いいし、もちろんご飯をいただくのも
いい。
シンプルに、豆腐の味、温まり具合を感じながら
ゆったりを、くつろいだ気分になる
そんな気持ちで、鍋に向かった


三つ目の鍋は、大変親しくなった岩井窯さんの自信作
実はもうひとまわり、大きい、手がついた鍋がほしくなってる
あーあ。陶器好き、鍋好きは、どんどん、進んじゃうなー