ビジョンって何か

いくつかの本を読むと
リーダーとは、ビジョンをみんなに見せることが
できる人のことをいうという話がでてる


ビジョン、会社の経営にも必要だと思う
しかしながら、ビジョンを見せるというのは
簡単じゃないと思う
それは、まず「できる」と思えることでなくてはならないと
感じるからだ


最近新聞記事で見た、様子。伊達公子といういまでも
42歳で活躍してるテニスプレイヤー、彼女は世界ランキング4位という
日本人で最高のところまでいった選手だが、そのコーチは
はじめから、世界で活躍することをビジョンとして
掲げていたという。すごいことだ
いまいろんなスポーツで、日本人が世界で活躍するのは
ほんとうに、多くなり、いいことだ。たかだか25年、30年まえというと
世界で活躍は、実現性がないと思えるような、スポーツのそれぞれが
いっぱいあったように思う


ケネディ大統領は、10年以内に月に行こうというビジョンをかかげたとのこと
人類が月にたつこと、それが国民に夢を与え、多額の税金を払うことを
納得したという
この話は、経営者として、リーダーとして、憧れることだ


「詳細にイメージできれば、それはできたと同じだ」という
話をここにかいたことがある。本当に具体的にイメージできたということは
それは、理解し、どうすれば実現できるか手順であり、途中の問題であり
障害となるリスク、勢力の存在の有無などを、洗い出せているということに
なるだろうか
ビジョンをかかげて、その実現にいろんなことが見えてくるということ
それが、経営そのものなのかもしれない


ひとつ、いま書いていて、詳細にイメージすること
ストーリィを展開できるということは、小説を書くことに
近いかもしれない。経営者であるとか、中小企業のあり方を描いた
下町ロケット」というテレビドラマをDVDで一年ほどまえに見た
おそらく100人ほどかと思われる、下町の町工場といっていい
会社が、その世界で日本で一番大きな企業と渡り合い
ロケットの重要な部品を、作りその部品でロケットが実際飛ぶまでを
描いてる


もちろん小説だから、いいところを強調してるだろうし
はしょるところはあっただろう
でも、いいなと思うのは、従業員の苦悩とか
経営者の悩みとか、それなりになまなましく、伝わってくることだ
表面上の部品の成功ということ、これは一つの軸にはちがいないのだが
ふたつめの軸として、人間の苦悩、努力、交渉、喜びなどが
しっかり描かれてる


会社が存在することが、ある人の人生にとって
大きな印象を残すことになることが、ある
その印象を、可能ならあざやかなものにしていくという
行為は、簡単じゃないだろうが、とても意味のある
わくわくする仕事ではないかと、感じてる


見えてないものを、見えるようにするのも
リーダーの仕事
そうした、今日書いたことの放物線の先にあるものが
ビジョン、だろうか?