仕事のごほうびは仕事

何年かまえに、なるほどと思った言葉
仕事のごほうびは仕事。
それは、仕事で成果をだせたら、自分の望むような仕事
それは、分野かもしれない。責任を伴った
ポジションかもしれない。そうした仕事に
つけることだと思うとの主張だ


とてもいいなと思った。しかしながら実際のところ
それを実現するのって、かなりハードル高いなと感じた
そして、ここ数か月、わが社で仕事していて、あらためて
この言葉を思うとき、うん、少なくとも5年前より
仕事のごほうびは仕事という状況を作る、いろんな体制が
わが社のなかで、整いつつあるのではないかと感じる


昨日の日経新聞の夕刊の「Nippon ビジネス戦記」に登場した
アストラゼネカ社長、ポール・ハドソン氏
別の記事のなかでいう。
「異なる経験やアイデアをもった人材同士が活発にコミュニケーションをとれば、
そこから新たな革新が生まれます。多様性こそが、私たちの成長を
後押しする原動力なのです」


この言葉に反応して、上の仕事のごほうびは仕事を思い出した
確かに異なる才能がコミュニケーションをとれば、アイディアであり
エネルギーが生まれてくるのを感じる。それはわが社において
そうだなと実感する場面にすでに出会ってる。しかしながら
そのアイディア、エネルギーを生かしていく場というのを
セッティングしていくことが、なかなかだと思っていた


この数か月で、わが社における変化は、そうした場のセッティングが
できつつあるのではないか、と感じることだ
大きくはやはり、社員ひとりひとりの意識の変化だと思う
会社はひとりではできない。まさに蒸気機関車は、ひっぱる機関車が
一台だが、新幹線は複数のモーターをもった車両をもってるように
なにか、いわれなくても、いいことをやりだす、エネルギーが社内に
ふつふつと起こってるのを感じる


こうした、例えば「いいチーム」になるための動きが
自発的にでてくるという状況があれば、もう次の展開は
おそらく、よく練習をつんだ、スポーツチームが結果をだす
ときのように、いいほうにすすんでいくと予感する


ポール・ハドソン氏は、日経のなかで言う。


(日本には)気遣いながらもあえて、立ち入らない慎み
一度口にしたら必ず守る律義さ、共同責任と調和の精神
時刻通りに到着する電車、京都や桜の美しい風景(がある)
若い世代がおれほど大きな野心を抱きグローバル化されようとも
この素晴らしい風土の中で生まれ育ち、過去を大切に守り続ける限り
日本の将来を立派に担うと信じている


おそらく、日本のことを相当好きなハドソン氏、こうした言葉
この言葉に込められた洞察に対して、なるほどとうなづいてる自分がいる
日本人なら、日本人の良さを生かして、強いチームを
作りたいと思う。まさに私が思う日本人の良さをいいあてているではないか


この日本人の良さをかみしめて、いいタイミングでよくその良さが
でるような、チームを作りたい
ますます、わが社の将来も楽しみになってきた