安曇野

安曇野が好きで何度もいく
犀川穂高川高瀬川がながれ、東山と西山と呼ばれる山とそれを
みあげるなだらかな丘の風景。
安曇野へ行くのは最近は、もっぱら新幹線で長野までいき、そこから
レンタカーが多い。帰りを考えるとき、新幹線の早さはすごい
もちろん、自分の車でも何度もいってるし、JRのスーパーあずさという手も
ある。大糸線を走る電車で、風景を楽しむなんて特に楽しい


3年前くらいに、北アルプス展望美術館で、山下大五郎を見た。
山下を知る前から、冒頭に書いたように何度も安曇野にはでかけて
いたのだけど、山下は、あらためて安曇野の美しさを印象づけてくれた
安曇野の、北方面、池田町の丘に展望美術館はある。そのなだらかな
丘は、アルプスを眺めるためにあるかと思うようないい場所だ
いまも、美術館の前はひろびろとした公園になっていて
そこで、ぼーっとときをすごすだけどもいい感じがする


山下を知る前も、常念岳がよく見えるスポットにいってみたり
小さな美術館がいくつもある、安曇野のなだらかな丘の部分
特に、絵本美術館の森のおうちから、安曇野ジャンセン美術館を
すぎて、アートヒルズ美術館にいたるあたりは、とても好きで
何度もいき、おいしいパンの店であり、おそばの店も複数
おきにいりがあったりする


山下は、安曇野の色彩と光をやきつけてくれた
季節の変わり目をおっかけて、なんども描いてる
もう明日は雪がふるだろうという晩秋。これが夏から秋への
ふしめになるなという台風の予感などを、とらえて描いてる
自然を手本にしてる、画家はたくさんいるのだけど
山下が描こうとしたものって、なにか親近感を覚える
それは、安曇野が好きとか季節について思いがあるという
だけにとどまらず、美しいものを追い求める姿が
いいのだ


おそらく、描いてる時間より、色であり、光を感じるのに
なんども歩き回り、場所をさがし、その「とき」を感じるために
何年も同じ季節にその変化の具合がわかる場所をさがして
歩き続けたことを感じる


絵を描くことは、生きることに通じる
安曇野の、山と川となだらかな丘がおりなす風景
また、ながめているときっと、もっと生きよう
もっと高く、もっと深くいろんなことをしようと
気持ちを澄ませて、深呼吸ができる
そんな気がする