決めるしかけ

社長は、決める役目だと認識してる
会社をやっていればいろんなことを決めなくてはならない


簡単に見えること、例えば会社の備品が壊れた、さあどうしよう
こんなことひとつでも、今の会社にとって必要十分なことは
なんなのかということを把握していないと、ぶれが起こると思う
まして、人の採用とか、仕事をとる、とらないという判断については
当然そうだ


社長という決める立場にたったとき、決めるということは
会社のことをよく知ったうえでしなくては、と思う


ここのところ、だんだん、社長が決めていくということと
決めるプロセスに別の人を関与させることと、わけていく
必要があると感じ出した


前にも何度か書いた、「関心とコミットメントをもってもらう」
ということが、長く困難を伴う課題に取り組むということには
どうしても必要とおもってるからだ


関心とコミットメントを持つということについて、例を書く


野球のチームを作るとする
野球のチームを作りたいと言った、いいだしっぺの人が何人かいて
例えば、ピッチャーとかサードとかキャッチャーとかポジションを
しめた。そのあたりの人は、やりたいという気持ちもある、つまり
関心もあるし、いいだしたから、コミットメント(責任)も持ってる
でも、チームを作るのに、人数あつめをしなくてはならない
そうしたなか、たのまれて、どうかすると、しかたなく、チームに
入った人がたとえば、ライトのポジションにつくとする
そのライトさん。関心は低い。コミットメントもうすい
だからプレイがはじまっても、別のことを考えていたりする
よそみする。ボールがいってもトンネルしてしまう
ってなことになりやすい


チームを作るということでは、ひとりひとりが、関心とコミットメントを
もってもらうということが大事だ
会社に起こる、大きな課題
どこの会社でもありうることとして、「世の中のニーズをとらえられるように
会社を成長させていく」ということに取り組むと仮定する


私が思うに、このことは、社長がひとりで盛り上がっていても
そうはならない。チームとして、ポジションを決めて、やるべきことを
確実にすすめるということをふまないと、だめだ
そのとき、そのチームで起こることを「決める」ということについて
ひとりひとりが、関心とコミットメントをもってするということが
チームがワークする前提条件だ


今日書いたことは
やはり、野球に例えれば、チームが優勝するためには
チャンスに打てる、攻撃力をつけるというようなコンセプトの
大上段の話になってると思ってる
そのなかで、チャンスに打てる、選手を育てるには?
相手チームのピッチャーの球種を研究する?
地力を増すための、トレーニングを改善する?
チームバッティングの考えを浸透するための、練習メニュー?とか
いろいろでてくるはずだ。


会社でも、課題に取り組むための、必要なポジションとは
そのポジションにつく人の、やるべきこと
またやれるようになるために、どんなスキルアップ、また
意識改革が必要か?とブレイクダウンを
重ねることが大事だ


やることはたくさんある。