うつわの店

最近、青山を散歩するのが好きだ
うつわ楓


http://utsuwa-kaede.com/


前に一度、ネットでみつけて訪ねた店を昨日も
たずねてみた
5坪という小さな空間なんだけど、それだけに
店主の心がいきわたってるように思う
ひとりでお店をやるには、ちょうどよいのかもしれない


このブログに、何度かうつわを巡る旅の話を
書いているが、こうしたお店に出会うのも
楽しみのひとつだろう


昨年の夏に松江で、いくつか窯元をたずねたりしたのだが
宿をとったとき、食事にでて、ちょっとした会話から
地元の人で、うつわに関する情報をくれた人がいた
地方にいくと、その地方を愛していて、親切な人が情報を
くれることがある。そのときもまさにそうで
やっぱりうつわが好きで、松江に店を開いたというオブジェクトさん
の話とか、バーナード・リーチが好んでその家に滞在したという
舩木窯さんを知ることができて、そのときは思いがけずその
バーナード・リーチが使ったという部屋もみることが
できたのだけど、なかなかよかった


昨日たずねた、楓さんの店主、島田さんに
「作家さんとは、どんなふうに会うのですか」
なんて、ありふれた話題をふってみた
「最初は展覧会、たとえば松本あたりのクラフト展なんかに
いって話を聞いたりしたのですよ、でもお店続けていくうちに
仲間を紹介してもらったりと、自然と増えたということかな」


その話しぶりは、気負うところが少ない、とてもナチュラルな
感じがして、こちらも落ち着けるというような雰囲気を
もってる。島田さんがサイトで、店で過ごす午後がとても
ゆったりしたものになってきていて、それを訪れた人にも
感じてほしいと書いているが、はい、とてもナチュラルと
受け止められて、いい時間でした


先々週に、愛知県や岐阜県を訪ねて、窯元でいい話が聞けたりして
それは、やっぱり当然刺激になるし、行ってよかったし
うつわをまた好きになった。
青山という素敵な場所で、ナチュラルに、自分の気に入った
うつわを扱い、落ち着いた空間を提供してくれる島田さんの店は
コンセプトが違い、どう表現したらいいのだろう
ちがうアプローチで、うつわを好きになる、道筋を感じる


簡単にいえば、島田さんが選ぶものがいいと感じたということに
なるだろう。なかなか、それぞれのものは
いい感じだった。使いたくなるものがいくつかあった


うつわをめぐって、ときどき、窯元を訪ねたりしてますと
ぼくらが言うと、少しうらやましそうな顔をして
いいですね、と話していた。それもとても自然な感じで。
また行きたくなるところです。青山に行く
楽しみがふえました