ギャップを超えて

世代のちがう人に、なにかを言われて
反発を覚えることは、ずっとある
10代のとき、20代もそうかもしれない
「俺たちはこうやってきた。おまえたちは、なんでできない?」といった
言い方をされると、とってもいやだったのを思い出す


「時代がちがうじゃないか」という言いかえしを
自分も使った
おそらく、いまの若い世代もそう思うのではないか
ここにも、よく書いている、「退化してる」という話
対人感応力と書くと、かたいのだが、「あいさつする」から
はじまり、いかに人と協力して、ものごとをすすめるかという
ノウハウのいろいろ、お願いのしかた、あやまるということ
しかるということ、たくさんの生きる、知恵
こうしたことが、若い世代をみると、とってもへたくそで
自分の同じ歳と比べても、あきらかに、ちがうと
感じることがある


しかしながら、たとえば、食生活にしても、いろんな感覚の
問題も、「時代がちがう」ということがあるのだと
切ることは、自分もやったし、おそらくいまの若い世代も
そうなのだ


時代がちがえば、生き方がちがうという
そして、比較対象が少ない、経験値が少ない、若い世代には
それこそ、「すべて変わっていいんだ」「古い世代のいうことは
役にたたない」と聞こえるのではないか?


実際のところ、経験値もある、自分の気持ちでいうと
確かに時代はちがった。しかしながら、変わっていいものと
変わってしまってはまずいことと、わけて考えられることが
大事だといいたい


上に書いた、対人感応力なんていうのは、まったくもって
人と人がいっしょにいれば、必要なことで、なくていいということに
ならないのですよ
また、ほんものの価値を感じて、見てほんものとわかるということを
続けていくことって、生きることのうえで、大事ということも
変わらないのです。
確かにいまは、変化がはげしくて、人の価値観も大きく軌道修正を
迫られるということがあるのは、一応わかるのです
一番さしせまった、こととしては、日本が急に豊かになったことでしょう
このことが、とっても若い世代をみていて、憂うべきことを
生んでると見える


自分が就職をした、1980年代の後半と、いまを比べると
ビジネスシーンはあきらかに、世知辛くなっていって
このまま、厳しいことが続くということは、ほんとうに
どうしようかと思うこともあるのです
そうした厳しい時代を、生き抜いていかなくてはと、気持ちが
焦るわけですが、一方で、鍛えるべき若い世代は?ととても気になる


ふーん。でも・・・とここで、こうした考えをしたときに
何度もやってる、考えのループがでてくる
ひとつには、優秀な若い人は、ちゃーんと存在するのですね
「差がはげしい」ということがあるのです。これも見方によっては
怖いことです。
やっぱり、そうした優秀な若い人から、ぜひ入りたい、はいって
自分も成長したいと思われる場になっていくということが、大事だと
今日も、ここでひとまず、筆を置こう。