技術者とは

人より秀でているところがあるから、技術者と呼ばれる
その秀でているということを、足元をみて認識することが
大事と感じる


足元をみて、と、わざわざ、注意をはらって、書いているのは
人から秀でたところがあるからといって、それを、ふりかざす
ような態度でいれば、やっぱり相対した人は、いやな気持ちに
なることが多いからだ


コンピュータ技術の世界で、一生懸命努力して、なまの経験に裏打ちされた
知識をつけて、そのことを生かして、システムを作ったり、システムが
進化したり、問題ない状態にしたりということに貢献する
これは、とても素晴らしいことで、とてもやりがいを感じれる
仕事だなと感じることがある


そのシステムは、複雑になる傾向がある。ゆえに、かなり限られた世界だと
確かに、よく知ってる、その部分をきりもりする立場はすごく
少ない人数でやっていて、自分がいなくては困るという状況も起こる
そうはいっても、「俯瞰する」ように、自分の目の前の作業だけでない
つながり、関わりに目をむけていって、システムとして、その目的
状態をつかんでいるということも、大変重要。


昨日、パートナーの技術者で、まさに少しずつ、目の前の作業だけでなく
そのつながってる先に目を向けようとしている、若い技術者と話す機会が
あった。「自分で、わからないことを調べたいと思ったら、必要な資料を
読むとか、有識者に聞くとかを繰り返して、疑問をもったことを
掘っていこうと思います」
ええ、そういう態度で、仕事にのぞんでいると、まさになぜ、なんのために
いま自分が指示された仕事があるのかが、明確になってきて、仕事の
濃淡のつけかた、報告する場合の勘所がよくみえてくると思う


仕事をしていて、技術者の人が前向きで、いい報告をしたりすると
とても、うれしくなる。営業的に関わってよかったなという気持ちが
湧いてくる。いい報告がでるということは、↑に書いたような、自分の仕事を
全体であるとか、全体までいかなくても、つながってる部分と結びつけて
その目的が見えてるとういことが、大事だと思う


先日のメンタルヘルスセミナーにおいて、「モチベーションが高い」という
状態について、以下のような解説があった


1.目標があること(やりがいがある)


2.楽しいと感じてること


3.価値あると感じてること


4.評価されてること


この4つをあげていた。4の評価は、本人というより上司ですよという話も
あった。いかに、モチベーションをもつかということは
永遠のテーマといっていいのだけど、私が何度か書いたり、言ったりしてる
目標発見力ということにつながってる。
いいかえると、目標発見力が優れてる人が、技術者に向くということも
いえると感じる。その自分が置かれてる状況を生かして、自分を鍛え、自分を
磨くものを見いだせること


それから、評価につながることになろうかと思うけど
自分の状態を、少なくとも味方になってくれる、上司だとか、そのほか
まわりの人に、よく伝えるということも、とっても大事だと思う
いいチームには、共振という状態があるという。教えあい、励ましあい
お互いを高めあう状態がすばらしいと思う
そのためには、素直に、自分の状態を伝えていってほしい
だいたい、共振なんて状況ができれば、とっても楽しい、価値を
感じられると信じる


世の中で新年度がはじまって、20日あまり。いい出会いを
いい成果に結びつける、時期がはじまったといっていい