営業と技術

ときどき、話にでることですが、同じ会社でも、技術の担当者と、営業の担当者は
仲が悪いことが多いということ。


ひとつには、立場のちがいということがある。営業はまず売上をあげて
数字をだすということを、考えがちだ。技術は、与えられた条件、これは
営業がイニシアティブをとることが多い、コストということも含めて、そのなかで
いかに成果をだすかということが、考えにある


一見すると、相反する立場だ。つまりコストをめぐって、反対の
主張をする立場ということがある


話はとぶのだが、ずいぶんまえのこと、親しい会社で、経験がまだ1年そこそこ
という若い技術のSEの卵さんといったらいいか、話してるとき、気が付いたことがある
その若い彼は、文学部の出身だった。そうしたなか、ほかの同期だとか、先輩が
学生のころから、ITの勉強をしてるということを、少しハンデとして
とらえてるような発言があった。そして、私にそのこと、つまり学生のとき
全然ちがうことをしていたことを、どう思うのかと質問してきた


私は、そんなことをハンデと思う必要はないと思うと答えた。むしろ
有利かもしれないとも言った。


理由を言ってみる。システムの存在する目的はお客様が決める
そのお客様の気持ちをいかにくみとるかということが、SEとして
とても大事で、そのためには本当にいろんな勉強が必要だと思うと
おそらく文学部の勉強はその基礎になると思う


話は戻る。一見すると、相反する立場にみえることももっと大きい視点で
みると、さきほどの、技術と営業の話であるが、協力して、お客様の
要求を実現する立場にあるということがある。そのことに、まず
気付けるかどうか


こうして、考えると、仕事って、目の前にある課題に取り組むときに
必ず、俯瞰する目をもっているということ重要だと気づく


会社のちがい、部署のちがい、お金を払う立場、もらう立場そうしたことを
超えて、チームとして、動かないと、システム開発のプロジェクトでは
うまくいかないことがとても、多い
どうやって、立場やいろんなしがらみなどを、超えるかということは
ひとつには、俯瞰する目をもつということがあると思ってる


俯瞰する目。そんな簡単にはもてないかもしれない
どうやるか、おそらく、演繹的なアプローチと
機能的なアプローチ、その両方があるといい


いいえ、もっと具体的に?ほしい?
そうだね、そのことを、具体的にだすことを
だんだん、したいと思う。