結婚式

もう何年振りだろうかという結婚式に呼ばれて
若い、元気で、健気に生きようという気持ちがあふれる
二人の姿を見てくる


楽しく、にぎやかで、お祝いの気持ちがあふれる、いいパーティだった
思えば、結婚式は、これからこんなふうに生きていきます
という宣言でもあるように思う


実際のところ、これからおつきあいをしていく、お客様も含め
自分の大切な友人、家族、親類の人を呼んで、こんな雰囲気で
こんなふうな、生き方をしたいと、宣言をする
昨日会った二人は、まことにいさぎよく
世の中、厳しいこともあるだろうけど、明るく、真正面に
生きていきますということを、言っているようで
真に気持ちのいい時間を過ごすことができました


新郎のかたは、大手企業を勤めていたのを、やめて、父親の事業を
引き継ぐ決心をしてるという。そのことにまず拍手を
送りたい。おそらく大手企業にいれば、収入とか、仕事自体について
心配しないで、家のことだとかもできるかもしれない
けれど、自分の将来を思い、家族を思い、家の事業を
引き継ぐことを選ぶと聞きました。なかなか、思い切ったことを
してると感じます。そんなに簡単なことではないですね


自分と比べると・・・ということももちろんあります
少し似てるようなところがあるからです。けれど、時代は確実に
ちがいます。ある面、チャンスがあるといってもいいところも
あります。しかしながら、23年前とは、大きく変わって
世の中の様子はほんとに、厳しくなったと言っていいでしょう


なにが、きびしいのか?たとえば、「リストラ」なんて言葉が
普通になってしまったのは、いつからか、忘れましたが
首をきるなんてことは、一定の昔までは、よっぽど業績が悪くなった
企業しかしていません。ところが、リストラはあたりまえに
行われる。この一点をみても、きびしくなったといっていいでしょう


結婚式は、楽しく、明るい雰囲気で続きました
主人公の二人は、友人に慕われ、家族に囲まれてこれからも
生きていくのでしょう
ちょっとだけ、思うに、この結婚式の感動を次に
つなげてほしいと思います
そんなこと、言われなくても・・・かもしれないです
感動を次につなげていく。生きてるということが
感動なんです。この大事な瞬間を、ほんとうにいとおしいと思うなら
つなげていくこと。


おそらく数十年にわたり、自由がいいと思い、個人の尊重
という名前と、一定のところ豊かに生活がなるなかで
生き方が変わってきたということがあり、ところが、少なくとも
ここ、数年、自由すぎるのも、しんどいです、誰かと
つながってることがとても必要と感じましたという人がふえているように
思います
そこで、と思います
感動したなら、人からいい、あったかい声援もらえたことを
本当に貴重とおもえるなら、そのことを、人とつながることに
つなげていってほしいです


生きるってことは、まさにそうしたことを
意識してすることのように思っています


若いふたりに幸あれ
どうぞ、おしあわせに。