先が読める

先が読めるということが、大事だなと思うことがたびたびあります


シュミレーションをして、相手が考えることを読むこと、大事です
そして、相手が考えること、相手が大事だと思うことと、自分が
大事だと思うことをくっつけていけるということから、見えてくることが
あります。
今年の自分のエピソードでいえば、彫刻家の佐藤忠良が好きで
何度も作品をみたり、著作を読んだりしています。そんな私が
たまたま、古い知り合いだったのですが、佐藤忠良から直接指導を
受けたという人と話す機会があり、まさに、佐藤忠良という存在が
お互い大事だということから、くっついた。相手のことを
信頼してもだいじょうぶだと思いました


話し合いをして、お互いが元気になる、イメージをもっています
そのことは、上記に書いた、くっつけることが起こるから
元気になるといっていいと思います。自分の経験でいうと
十代、二十代のころ、真剣に自分の意見をぶつけられる、仲間、先輩に
恵まれたということが、とても大きな財産だと思っていて
そうしたことから、生まれてくるエネルギーになんども助けられ
いままで生きてきたなと思うことがあるのです
例えば、自分がすごくがんばって、成果をあげた仕事を
誇張するのでなく、ナマの気持ちとして、しゃべってそれを
受け止めてくれた、そのときのうれしさ


学生のころでいえば、ひとつの舞台を作るということで
演出のしかた、キャストの状態から、リハーサルをどうしたら
うまくいくのかといったこと、ひとつを細かいけど、積み上げ
その積み上げのための、段取りを時間使って用意するなんて
話し合いながら、やってみた


若いってことは、荒っぽいことなのか、自分の思い入れが
大事になりがちだった。一生懸命やっても、それがかえって
人には、うっとおしいなんてことも、ずいぶんあった


経験がふえると、自分の思いで、つっぱしるのも、ときには大事なんだけど
相手がどう受け取るか、シュミレーションすることを、やっぱり
するようになる。そうしないと、「けが」するように、お互い
傷つくことがあることを、覚えるからだ
そのとき、ひとつひとつの経験を、いい形で覚えていてほしいと思う
ときには、「回想」し、過去のことを、いい輝きとして、現在に
つなげていくということを、してほしい


ペレジヴァーニエという言葉に出会ったときに
書いてあった、ユーリー・ノルシュテインの言葉


http://d.hatena.ne.jp/tetsuya556/20100222/1266788942


「読み、見て、聞き、注意深く観察し、それを記憶に
とどめる必要がある」


ということがよみがえる


人生の宝物といっていい、素晴らしい経験をした人は
その記憶にとどめた、過去の輝きを、現在の生きるうえでの
いい知恵につなげてる人が多いのでは、ないかと感じる


そうした、ほんとうに、貴重な経験ができた人は
まさに、生きることって素晴らしいと、同じ時代に生きる人に
そう、アピールし、ときには、そんな生きるためのエネルギーになる
経験ができることを、後押し、手伝いしてるのだと思う
おそらく、自然にそうなる


先を読むこと。いっしょに生きてるひととつながること
それは、人生のより素晴らしく生きるための、知恵です