そこにいるだけで

前に読んだ本に、居場所の話があった
家にいる、自分の居場所があるってことが
大事だという。
いるということが、肯定されていること
あなたがいてほしいと、そういう存在でいること
大事なんだと思うことがあります


家族でいるということは、ふつうにいっしょに
いるのが、いいこととなることですね
ただ、家族でいるということも、お互いがお互いを
そうしようとするということに、いってみれば
努力するということですね


人間はひとりでは、生きられないのです
それは、やっぱり、気にする人がいて、その人に対して
なんらか、よくしようとか、そういう気もちが続くということで
一定のつながりがいつもあるということで
バランスを保ってるということがあります


かつて、日本では、会社も家族的な経営をするという
ことが多くて、一度会社にはいれば、それはもう
ずっと一生続いてく縁みたいな、感じでつながりが
あったのです
ところが、この世の中の変化はどんどん、世知辛いほうに
いってしまって、また個人のほうでも、会社は利用すれば
いいとわりきる人なんかもでてきて
ずいぶん、様子はかわりました


そういうなか、利用しあう、関係ってある意味すごいのですが
一方やっぱり、居場所になるということも大事のように
思うのです
気にしてくれる人がいて、自分の成長を見守ってくれる
そういう存在がいてこそ、安心して仕事ができるのでは
ないでしょうか


これも、本から読んだのですが
ここのところ、数十年、日本では核家族化がすすみ
自由を求めて、みんなすすんできた感じがありますが
自由すぎるのも、しんどいということ
特に東日本大震災から、つながること、絆を求める
ということが、しきりに聞かれます


どうも若い人をみていると、絆はほしい、けれど、自分で
そうした関係を作り、絆を太くしていくということの
やりかたがわからない、という人が多いように思います


そうしたことを、感じるたびに、なにかしら
人とつながる、やりかたについて、いっしょに学ぶような
機会を作りたいと思います


明日は、社員研修の日です。話し合いがうまくなるということを
ひとつ、こだわって、時間をつかってみます
何度か、感じてることですが、話し合いをして「気づき」が
あって、自分のやるべきことを、確認して、それを認識することで
元気になり、また日常の仕事に活かしていく
そうしたことを、望んでいます


研修をやると、おそらく一定の成果はでるのです
それは、スポーツをやるときに、やりかたに間違いがなければ
練習をすれば、それだけの効果がでるのに
似ています
人間の持ってる能力は磨けば光ります
そのことを、忘れずに、さぼらずに続ければ
ちょっとずつやれば、だんだん、やらない人との差は
大きくでてくるのです


仲間とつながりながら、自分のいる場所をしっかり
確認してみよう
仲間と学びあいながら、自分の生きる道を、確認してみよう
なにをするのが、有効なのか、見えてくると思う