個人商店

ずいぶん、前だと思う
システム開発の営業は、個人商店が多いんだよ
という話になった
社名で、相手がかまえるような、そんな会社は別だと
思う。実際、個人の信用で、仕事をいろいろやる
というような、こっとが多いというのを
ずいぶんみた


例えば、指名で仕事の依頼がある
つまり、技術者をみつけてほしいという依頼だろう
そういう依頼に一定以上答えているから
さらに、声がかかるようになる


ここのところ、何年かで、技術者についても
個人商店化があると、思うことがあった
つまり、会社には所属してるのだけど
仕事のしかたは、個人にまかされていて
なかなか、組織として動くということが
できないという実態


個人商店になるというのは、業務の細分化という
ことがあるように思う。ある仕事はAさんという
ように割り振る。それは一見効率のいいようにも
見える。確かに慣れていけば、時間がかからない
ところが、隣にいても、その内容がみえないということが
結構おこり、Aさんがいないと、その部分は
だれもわからないという、状態をつくってしまう
そして、そういうふうな、割り振りを、ふつうに
行うプロジェクトでは、各担当者は、プロジェクトの
全体像が見えないゆえ、優先順位といったことも
ばらばら、気が付いたときは、大変なことになっていて
全体からみると、大変でも、各担当は、「えっ?}って
感じで、おかしくなっていく


こう書いていると、システム開発にたずさわる人は
「あるっ、あるっ」って感じの声をあげるのでは、と思う
チームがチームとして、出入りのある、いい状態を保つには
個人商店になってはいけないと思う。少なくとも複数で
仕事にあたるようなマネジメントを心がけたい
「けぷと」ということがあると聞いた
keep problem try
いいことは、keep
いまの問題をしっかり、共有して、解決すること
そして、tryとして、なにかチャレンジもすること
こうしたことが、最少の単位でも行われ、お互いの
状態をしっかりみておくこと
また、上位者もそうした報告がなされ、常に見守ってる
上位者が、ほめるポイントをわかってること


こうしたことが、普通に行われれば、とっても安心な
状態って作れると思う。まあ、口でいうほど
やさしくはない


システム開発にて、悪い事例として、思いだすとき
この個人商店化ということは、おそらく相当な割合で
あてはまると思う。個人商店化がみえたら、相当要注意して
かからないとまずいと思う


中小企業の悪いところとして、と言い換えることも
できると思う。個人商店のまずいところがでると
なかなか、いやらしい。でも実際、意思決定の速さなど
個人商店ということの強みも、あったりはするのだが
今日のこの文章でいうところの、チームがチームとして
機能してないという感じを思うと、だめなのだ