宝物を探しに

人間、生きるということは、宝物をさがしにでる旅と
思えばいいのかもしれないと、何度か考えます


宝物は、実は自分の心のなかにあるのでしょう
心がふるえるほど、素晴らしい経験をしたら、それはもう
宝物といっていいでしょう


恋愛は、宝物だと思います
相手の心に寄り添って生きようという気持ちは、すごーい、素晴らしいことですね
相手を信じて、支えることは、実は自分自身を支えて生きるということに
気づけることは、素晴らしいことです


人と、つながれる体験というのも、素晴らしいものがあります
ある、アーティストを通じて、心がつながった感じがすること
ある、偉大な人物を通じて、凡人の自分たちでも、なにかしらのその
生きた証にふれるということができて、うれしくなる


荻原碌山が、女性を思う気持ちを、作品に昇華させたその、エネルギーに
あこがれる。そうしたエネルギーを感じることができるということが
素晴らしいと思う


もうひとつは、師弟の間柄というのも、あこがれる
伝えようとする心、受け取ろうとする心
伝統ということを、思う時、師弟があって、なりたつ
ということもあるのでしょうが、おそらく師弟があり
かつ、弟子である人が、師を追い越すという勢いをもつから
伝統が守られるということもあるのでしょう


アーティストの、「生きよう」というエネルギーに
ふれることができたら、少しだけでもその生き方を
まねてみたい
つまり、自分がやろうと決めたことに対する、おおいなるエネルギーを
そそぐ、生き方そのものを、まねてみたい


青春という詩にかかれてるように
理想をもち、生きようという気持ちが勢いをもつかぎり
人は、若くいられるのだと思う
できればその理想は高く、見えてきたとおもったら
さらに高くかかげられるものを、知りたい。かかげたい


宝物は心のなかにあるのです
できれば、ずっと、おだやかに、安定した自分がいて
それでいて、熱く、人生の宝物をおっかけていきたい