価値観について

価値観ということ


人間生きていれば、いろんなことが起こる
ある人に大事だということは、必ずしも別の人には
大事!ということにならない
人はそれを、価値観がちがうから・・・という


まえに河合隼雄先生の講演録といったものを読んでいて
たとえば、イスラム教の人にとっては、神に祈るという
時間がとても、大事なのだという話がのってる
だから、イスラム教の人にいわせると、日本人は
あんなに、ビジネスにいそしんでいて、いったいいつ
神に祈るのか?ということになるという話が載ってる


生きていれば、価値観が違う。そうしたことを
日本人同士、言葉も通じる、生活習慣も似てるという
人同士が育ってきた、自分たちは理解しがたいということが
あるのかもしれない


ところが、実際社会にでて、いろんな人と接すると
当然ながら、ちがう価値観をもってる人と出会うという
ことがありえる
Aさんにとっては、たとえば、会社において、いい成績を
残して、少しでも高い給料をもらうということが大事だという
価値観がある
Bさんにとっては、会社において、いい成績、いいかえれば
会社貢献ということは、あまり優先順位が高くなくても
あくまでも、自分の能力が高くなるということに、価値を
感じてるとする


現実としては、多くの人はAさんの考えも一定のところやるし
Bさんの考えも、持っていたい。いわば、バランスを
とって生きてるという人が多いのかなと思う
いいえ、もっときめ細かくいうとすると、自分の世代に
近い人は、会社貢献と自分の能力を伸ばすことは、両立したいと
思っていたし、実際両立してる人というのを、目指していたと
いっていいように思う


ところが、最近、何年くらいだろうか、私はAさんよりです
私はBさんよりです、とはっきり意識してる人って、割合と
して増えてるのかもしれません


いいかえると、両立はしにくくなってるといってもいいのかも
しれません


会社に所属するということは、でも一定のところ、価値観を
共有する人と、自分を自分で宣言することになると感じます
その会社に所属するのであれば、上司や社長、かかげてる理念に
したがって、行動しますと、少なくともまわりの人は見てるものです


本当は、会社にはいるとき、自分の生き方、価値観について
はっきりした意識をもてなかったという人もいるのかも
しれません
だから、そうした人は、自分の会社に所属することって、どういうこと
と、ときに確認を含めて、考えてみることが重要といっていいかなと
感じます


若ければ、やっぱりチャンスをものにして、自分といううつわを大きくし
それが、会社にとってもいいという状態にしたいというのが
普通の考えだと思うし、それでいいのだと思います
若い、ということを、とりあえず、20代はとしておきましょう
ただし、やはり人を指導するようなことを、期待されだしたら
やっぱりそれだけでは、なかなか、しんどくなることもありそうです


自分の生き方を、考える。それは実際、過酷かもしれないですが
いつも、常に、求められることですね