意見をもつということ

仕事をしていて、仕事に対して、自分の意見をもつということが
大事です。確かにとうなづくことだと思いました
自分の意見をもっていれば、そうした人が集まれば、自然と
ディスカッションが生まれ、刺激しあい、考えがブラッシュアップされて
いい方向に進むという絵が見えてくる


話し合いがうまくなろうということ、言い方を変えれば、
自分の意見を、持っていない人にどうやって、自分の意見を
持ってもらうのかということになるのでは、ないでしょうか


そうしたことを、管理職で話した時に、頭をよぎったのは
意見をもつということは、自分の生き方を、考え続けて
できるということになるのでは、ないでしょうか?


このように、大上段に「答えはこうだ!」みたいな言い方を
してしまうと、あれ?自分の意見ってもてるのかな?と心配な
人たちは、ああ、生き方なんて、とんでもなく、大きな深い問題を
考えないとだめなら、やっぱり自分はまだまだだと、なって、かえって
考えなくなってしまうのか?ということもあるので、注意が必要です


そんなつもりはなくて、おそらく、思い出すのに、少なくとも大学生だとか
就職が近くなって、自分はどんな仕事をしていくのか?って考えたこと
あるのなら、一度は考えているのだと思うのです
もちろん、一度考えたから、いい自分のあるべき姿が、自分のなかにすっきり
できて、それが軸となって、考えがまとまるなんて、そんなにスムーズに
いく人は、きわめて少ないでしょう。ですけど、おそらくは
そうした、どう生きていくかということは、考えていく、考え続けることが
必要ということに、気づけたのではないか?と期待もします


私は、高校時代から、意識したのは、人と会って、人に対してなにかを
働きかける、人と人をくっつけるような、仕事がしたいという気持ち
でした。そうしたことを、自分の仕事にしていく。そうして
ひとつめに思ったのは、学校の先生でした
いろんな考えがめぐり、あるとき、人に教えたりするのは、なにも学校の
先生だけではないなという考えもあり、いまの会社経営という道を
進んでいます


意見をもつということは、やっぱり自分のなかに、軸を作って考え続ける
ということを、求めます。技術者であれば、技術者としての軸は
どう構築していくのかっていうことを、考え続けてほしいと思います
にわとりが先かたまごが先かという、話になりがちですが
技術者としての軸をみつけるために、まずいろんなことを話してみる
いろんな技術者のありかたというのに、ふれてみるというのも
ひとつの、やりかたでしょう


そうした意味でも、当社においての全体会議というのは、非常に
意味のある時間だと、思うのです。全体会議を深く利用できるか
どうかっていうのは、自分次第といってもいいわけです
いいえ、人とどう接して、それを生かせるかどうかというのは
自分次第といっていいと思います


心は、ころころかわるもの。いいことにふれたら、心の状態は
いいほうに変わります。だから、と思います。会社で起こるいろんな
ことを、チャンスと思いたい。チャンスとしてとらえて、ひとつひとつ
ていねいな対応をしていきたい。それが人を育てて、会社を成長
させる、唯一の道だからです


意見をもつってことは、楽しいことです
主体的に生きるって、どうしたらいいんだと考えることは
苦しくも楽しい、苦楽しい(くるたのしい、河合隼雄が著作で言ってる)
ことでしょう
さあ、今日もていねいに、やっていきましょう