姿勢ということ

自分はどう生きるのかであるとか、自分をどうやって、成長させようか
という、きっと意欲的に生きようという人なら、必ず取り組んでる
永遠の課題といったことがありますね


生きる姿勢ということが、大きな、大きなポイントとして
あると、感じるのです
前のめりに、自分がやりたいことを、一心にやっていく
そうした、姿勢。生きる姿そのものといってもいいかもしれません


技術者であれば、自分の理想に向かって、技術を磨き続ける
そういうことが、その姿勢にでてくるのでしょう


あるとき、わが社の新入社員研修の内容を話し合ってるとき
相談した社員が、話しだしたら、もう止まらない。モノづくりについて
ただ、ものが作れればいいということを、超えて、考えて作る
ということを、まず感じさせたい、という一言からはじまり
その背景は、そしてその手段は、とどまるのを知らない


あれれ、なぜ、この人、前もって考えておいてほしいということも
言ってないのに、こんなに、考えがでてくるのだろう??
それは、普段から技術者の育成について、考え続けるからと
思いました


技術者の育成について、考え続けてるということ。これは
まさに、技術者として、生きる姿勢のひとつの理想といって
いいのでは、ないでしょうか
スポーツ選手が、たとえば、テニス選手がそのテニスを愛していれば
テニスをしてくれる人をふやすべく、テニスの指導ということにも
力をいれるということがあると思います


昨日、ひとりの社員と話していて、身近にいる人の姿勢が
素晴らしいと思いますという言葉を聞いて、うれしくなるとともに
この社員は、伸びてるな。本当にいいなと思いました


技術者としての姿勢がいい。これは言い換えれば、生き方が
いいといっていいと思います。あ、ていねいに言えば、人生の
ある瞬間を、すごくいい感じで、走ってるというふうに言えると
思うのです


ここ数か月において、社員同士の話し合いで、コンピュータシステムが好き
プログラムが好きという、強い思いをもって、入社してくる若い人が
いて、そういう人が、めざせる何かを当社は持っているのか
という自問自答を繰り返すこと、必要だねという話を
しました


昨日、話した社員は、そういうモデルになる要素を持ってるなと
思いました


画家は、自分が描きたいと思った、シーンについて、
それば例えば自然がモデルになっているとしたら、その場所
その季節、そして一日のうちの時間も、狙ってその見た場所に
行って、確かめ、目に色であり、その空気を吸い込ませ
キャンバスに表現するということを、するでしょう


なんで、そこまでやるの?
というのは、絵を描くということが、生きてるそのものに
なっていくからだと、親しい人から聞いたことがあります


画家が、美の世界に、生きる道をみつけていくのと
そん色なく、技術者は、自分の技術を磨くことに
生きる道そのものを重ねていくということが、あるように
思います